絶景道の駅50選のシリーズが、あと5カ所を残して中断していましたので、今回より再開します。
今回ご紹介するのは、大分県の南部にある
道の駅かまえ です。
大分県佐伯市蒲江
A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
☆C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
高平キャンプ村、リアス式海岸、豊後水道
■この道の駅の魅力について
“大分県佐伯市蒲江” は大分県の最南端、宮崎県との県境に位置します。
黒潮の流れ込む豊後水道に面しており、漁場豊かな漁師町です。
東九州自動車道の “蒲江IC” から5分ほどの距離に道の駅はありますが、高速が開通する以前は佐伯から一般道を走っていましたから、随分時間がかかったものです。
この道の駅の特徴はやはり海産物です。
道の駅から道路を挟んだ向かい側に漁協があり、その先が海です。
ですから、道の駅にも新鮮な水産物が直接届きます。
店内もご覧のように大漁旗が飾ってあり、雰囲気を盛り上げます。
そしてレストランでは、海鮮丼を始めとする海の幸を堪能できます。
さて、私がここを “絶景” に選んだのは、この道の駅からの景色ではありません。
ここからほんの5~6分の距離に、偶然見つけた絶景があるからです。
この地図の右下に “マリンカルチャーセンター” という文字がありますね。
道の駅の帰りにここに立ち寄った時、ふと裏側を見上げると、山の頂上付近にログハウスが見えました。
あそこには何があるのだろうと、地図を調べて山に上ってみると、そこにあったのが “高平キャンプ場” だったのです。
この地図には “たかひら展望公園” と書かれています。
キャンプ場のある山の頂上から北側を見たのがこれらの写真です。
正面の海が “河内湾” で、半島の右側に少し見えているのが “西浦湾” といいます。
高速道路が開通する以前は、この写真の左側の海岸線に沿って国道が走っており、そこを通って道の駅を目指したものです。
道は狭くて曲がりくねり、走り難かったですが、このリアス式海岸の眺めは抜群でした。
このキャンプ場は山の頂上ですから、逆の方向も見下ろせます。
キャンプ場から南側を眺めたのがこの2枚の写真です。
真下に “大分県マリンカルチャーセンター” のでっかい建物が見えます。
ここから見上げて、このキャンプ場の存在に気がついたものです。
冒頭でも触れましたが、この豊後水道の海には暖かい黒潮が流れ込んでいて最良の漁場です。
この蒲江の集落には遊漁船を所有する民宿がいくつかあり、私も友人に誘われて何度か海釣りに来たことがあります。
この右側がその時の船です。
民宿に前泊し、夜明け前に出港して30分ほど沖合で釣るのですが、電動リールをはじめすべて用意してくれるので、クーラーボックスだけもってゆけば楽しめます。
ど素人の私でさえ、たくさんのタイを釣り上げることができました。
さて話をキャンプ場に戻しますが、私がマリンセンターから見たログハウスがこちらです。
ご覧のケビンには6~7名が宿泊できますがこれが3棟、他にテント場もあります。
ケビンにはトイレ、流し台、冷蔵庫なども完備されているそうです。
これが管理棟で、キャンプに必要なものはここで借りることができ、研修室も備わっています。
標高345.7mのこの場所からの絶景がすっかり気に入って、過去3回来ていますが、いずれ近いうちにもう一度行ってみようと思っています。