今回より関東エリアに移ります。
道の駅美ヶ原高原 が、その1カ所目です。
長野県上田市
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
雲上の道の駅、標高2000m、展望テラス、現代アート屋外美術館
■この道の駅の魅力について
先ほどの道の駅の建物にも “展望テラス” があり、そこでは軽食などを味わいながら標高2000mからの絶景を楽しめるのですが、私が訪ねたこの日はうっすらとしか山並みが見えませんでした。
山並みを望む絶景の写真が撮れなかったのは残念なのですが、この道の駅には、眺望のすばらしさの他に、もう一つ大きな特徴があります。
それはここが、“現代アートの屋外美術館” である、ということです。
駐車場の背後が小高い丘になっていて、その丘全体に様々な現代アートが展示されているのです。
写真に写っているのは、そのほんの一部の範囲でしかありません。
元々この道の駅は “美ヶ原高原美術館” という名前でしたが、昨年度(2017年)からなぜか、“美術館” を外し “美ヶ原高原” という名前に変更されました。
道の駅の建物には広いショッピングモールがあり、洋風レストラン、和食処など、展望、買物、食事とそれだけでも十分に楽しめるのですが、今回は “屋外美術館” を中心に紹介します。
道の駅の建物でチケットを買い、この橋を渡って屋外美術館のエリアに入ります。
ここは海抜2000mですから、“日本で最も高い場所にある美術館” でもあるのです。
美ヶ原高原の頂上にあたるこの付近は200種類以上もの高山植物が咲く宝庫でもあり、道の駅を出発地点としていくつものハイキングコース、遊歩道が整備されています。
これが美術館の正式な玄関口になりますが、早速大きな “親指” が建っています。
フランスのセザールという作者が、自分の右手親指の型をとって、指紋から皺までを忠実に再現したのだそうで、作品の高さは308cmあります。
代表的な作品をランダムに紹介してゆきましょう。
これらの作品は一応形がはっきりしているので、素人の私にも何となくわかります。
でも、何を意味しているのかよく分からない現在アートもたくさんあります。
この背後にあるお城のような建物は、“ビーナスの城” といい、「ミロのビーナス」 を始めとする8体の大理石像(模刻)などが展示されています。
そして私が特に気に入った作品はこちらです。
背後の6本の白いポールの上の像は “愛のモニュメント” といいます。
手前の作品の名前は分からないのですが、親子3人の像が背景にマッチして特に印象に残りました。
屋外美術館は全体が4万坪の広さがあり、約350点の現代彫刻が常設展示されています。
この日は途中で雨が降り出したため見学を中断し、ほんの一部しか見て回ることができませんでした。