道の駅みたら室蘭 です。



伊達ICから室蘭ICまでを高速で走り、東日本最大のつり橋である “白鳥大橋(はくちょうおおはし)” を渡るとすぐのところに道の駅はあります。

白鳥大橋は日本で初めて積雪寒冷地に建設された吊り橋で、橋長は1380mあり、構想から40年、着工から14年をかけて平成10年6月に開通しました。
白鳥大橋という名前は、室蘭港の別名 “白鳥湾” から名付けられています。


ここはこの膨大な年月をかけた一大事業であった白鳥大橋建設を後世に残すため、“白鳥大橋記念館” として造られ、それが道の駅として登録されたものです。
ですから、玄関前の広場にはこんなものもあります。


白いのは吊り橋を支えているケーブルで、もうひとつの岩石は、白鳥大橋主塔基礎工事の際、海面下50mのところから掘り出されたものだそうです。

これが道の駅の周辺の案内図です。
室蘭湾を横切る形で白鳥大橋が架かっているのがお分かりだと思います。
室蘭は北海道を代表する工業地帯です。
近年、工場の夜景を見て回る “工場もえ” の人たちが増えていますが、室蘭は “日本5大工場夜景” の一つです。
5大工場夜景とは、この室蘭の他に、川崎、四日市、周南、北九州 があります。
ですからこの室蘭には、“室蘭夜景見学バス” や “室蘭夜景ナイトクルージング” が就航しており、白鳥大橋も直径61mの風車による風力発電で、ライトアップ、イルミネーションで飾られます。
さて、道の駅の建物に入る前に、周辺を散策してみました。

道の駅は室蘭港に面しており、すごく景色が良いのです。



道の駅の方を振り返ると、その向こうに白鳥大橋の姿も見えます。

そしてこのような帆船の石像が立っています。


これは “プロビデンス号” といい、“室蘭港来航200年記念碑” として建てられています。
1796年イギリスの探検家ブロートン中佐が北太平洋探検途上に北海道に来航し、この美しい室蘭港を発見して、“噴火湾” の名付け親にもなったのだそうです。

さて、道の駅に戻ってみましょう。



建物の内部はこのような配置になっており、入り口を入ると広いロビーがあり、その左手が “ラウンジ・土産店” 右手は、“展示室” です。


この2枚がラウンジ・土産店ですが、白鳥大橋の大きな模型が展示されていました。
反対側の展示室ですが、ここには広い部屋いっぱいに、さまざまな船舶の模型が展示されています。


古い昔のから現代のものまですごい数が展示されていて、マニアにはたまらないだろうと思います。
さて2階が白鳥大橋の資料室のようなので上がってみました。


展示コーナーには完成までの過酷な工事を物語る、様々な資料が展示されています。
そしてその外側には、“展望デッキ” がありました。


道の駅の真下にはパークゴルフ場があり、プレーしている人たちが見えます。
その先には白鳥大橋と、室蘭の工場群が遠くに見えます。
ここから夜景を見てみたい気がしました。
さて、これで本日の予定の9カ所をすべて回り終えました。
9カ所と数は多かったのですが比較的近い場所ばかりだったので、まだ16時15分です。
少し早いけど、今夜の宿泊地 “登別” に向かいました。

登別東のインターチェンジを出ると、鬼が迎えてくれます。(笑)
1か月前に来た時もこの登別に1泊したのですが、今回はその時とは違う “登別グランドホテル” を選びました。
前回泊まったホテルも登別を代表する有名なホテルで、どちらも立派でしたが、あえて言えば私は今回のホテルに軍配をあげます。
老舗ホテルにあぐらをかくことなく、細やかなお客さんへの気配り、工夫がこのホテルでは感じられたからです。
明日は、いよいよ十勝方面に向かいます。



