道の駅むかわ四季の館 です。


3日目のこの日は、いよいよ十勝方面です。
全部で7カ所と昨日より道の駅の数は少ないのですが、それぞれの距離が遠いので結構行程が厳しいのです。
ですから、登別のホテルを出発したのはいつもより早い7時半でした。
まず “道央自動車道” に乗って苫小牧に向かいます。
苫小牧のジャンクションから日高方面に進路をとると、ここからは無料区間になります。
“鵡川IC” を下りると、そこから道の駅まではわずかな距離です。
登別のホテルから1時間13分かかりました。


むかわ町役場に隣接するこの道の駅は、敷地がすっごく広くて駐車場は200台のスペースがあります。
上の写真の右側にある高い建物は “ホテル四季の風” という全16室のプチホテルです。
建物内には25m6コースの温水プールを始め、湧水プール、ジャグジー、高温サウナがあります。
また、トレーニングジムや、大浴場、露天風呂、図書館、360席の多目的ホールなどが備わっており、いわばむかわ町の公共施設のような存在になっています。


5~6階建てのホテルの横の玄関をはいると道の駅の物産館があり、そのレジと、ホテルや温泉のフロントは一緒になっています。



物産館の奥には、“喫茶「四季」” があり、更に “食事処 「たんぽぽ」” がありますが、まだ朝早い時間ですから開いていません。

そしてこんなコーナーも!

冬季オリンピックで活躍した “田畑真紀選手” がこの町の出身なんですね。
“むかわ町” は雄大な太平洋に面していますが、東西および北側は日高山脈の外緑部に囲まれています。
町の中央を一級河川である “鵡川(むかわ)” が流れており、その河畔には、日本一のタンポポの群生地が有名です。


再び物産館に戻ってくると、この “ししゃも” というでっかいのぼりが気になります。

実はこの旅に出る少し前に何かのテレビ番組で見たのですが、むかわ町は “ししゃも” が最大の特産なのです。
ここでは毎年10月から11月までシシャモ漁が解禁になります。
ここは全国で唯一 “ししゃも寿司” が食べられる場所です。
そのテレビ番組によると、ししゃもというのは獲ってからすぐでないと生で食べられない魚だそうで、1年の中でもこの解禁の限られた期間だけ味わえるのだそうです。

(参考画像としてHPよりお借りしました)
むかわ町内にはこのししゃも寿司を始めとするししゃも料理を味わえるお店がいくつもあり、期間中の特に土日などは全国からやってくるファンでいっぱいになるのだそうです。
この物産館でもさまざまなししゃもの加工食品が売っていましたが、私が土産に買ったのは、このししゃもの昆布巻きです。

ところで、ししゃもって漢字で書くと “柳葉魚” と書きますね。
むかしこの地域で食べ物がなく飢餓に陥っていたとき、集落からひとつも煙が上がっていないことでそのことに気が付いた女神が、柳の葉っぱに魂を入れて鵡川に流したところ、それが魚になって泳ぎ始めたという伝説から、この名前がついたのだそうです。



