この日の3カ所目は、ニセコ方面へ7km
道の駅真狩フラワーセンター(まっかり) に12分で到着しました。
この道の駅からは、真北に “羊蹄山” が望めます。
道の駅の中では、最も羊蹄山に近い位置にあります。
海抜1898m、蝦夷富士とも称される “羊蹄山” は雲がかかって全景が見えないことが今まで多かったのですが、今回の旅では実に綺麗に全身を見せてくれました。
ここ “真狩村(まっかりむら)” は、その羊蹄山を仰ぎ見る、絶好のロケーションに恵まれています。
これが道の駅の全景です。
奥の方に、温室が見えますが、これを “ガラスハウス” といいます。
ここは平成9年に、花卉の生産振興、花をテーマとした観光拠点にする目的でオープンし、その後リニューアルして道の駅になったものです。
全体で4万平方mという広大な敷地に、センターハウス、ガラスハウス、円形ハウス、トイレ棟、多目的施設などが並びます。
フラワーセンターの名前の通り、ハウス内には特産のユリを始めとするさまざまなお花が育てられています。
では、中に入ってみましょう。
入り口でまず出迎えてくれたのは、この大きな熊のはく製です。
この熊、名前を “熊太郎” といい、10歳位のオスで、体重320kg、体長180cm、立ち上がると2m70cmにもなるそうです。
2009年10月初旬から真狩村に出没していた熊太郎は、10月13日からトウモロコシ畑に居座り、畑を荒らし続けていました。
地元のハンターや役場の職員が罠を仕掛け、長期間見回りを続けた結果、30日になってようやく捕獲できたのですが、生け捕りは難しく、ライフルによって仕留められたのだそうです。
収穫できなかったトウモロコシ畑は3haにおよび、甚大な金銭的被害を受けました。
その捕獲に携わった人たちの労苦を讃えて、ここにはく製として展示されているものです。
さて、この道の駅、もう一つ紹介したいものがあります。
熊太郎のはく製の向こう側に、でっかいポスターがありますね。
ここ、真狩村が生んだスター、“細川たかし” です。
この道の駅には、“細川たかし展示コーナー” があり、ポスターを始めとする様々な関連グッツや資料が展示されていました。
こんなブロンズ像も立っていました。(^∇^)
これとは別に、村内の “真狩川河川公園” には、羊蹄山を背景に “唄う細川たかし” の銅像が立っています。
(観光パンフレットより借用)
ご覧のように、真狩村には2kmにわたって4万本のユリが沿道を彩る “フラワーロード” や、“スノーモービルランド” などの観光スポットがあります。
スノーモービルランドでは、毎年3月上旬に雪上カーレースなどのイベントもあるそうで、ほとんど雪の積もらない九州の住民としては、一度は見てみたい気がします。