道の駅名水の郷きょうごく です。



今回の帰りの飛行機は、14:20の千歳空港発 福岡空港行きの直行便です。
申込みが遅かったので、それより後の便が取れなかったのです。
遅くとも1時間前までには空港に着きたいので、道の駅巡りはせいぜい午前中で終わらせなければなりません。
宿泊した小樽のホテルを7:40に出発し、1時間20分で “名水の郷きょうごく” に到着しました。


この、上の写真が道の駅の本体である、“名水プラザ” で、下の写真は “公園売店施設” です。
公園売店施設の写真の右手後方、樹木の間から山の山頂が見えると思います。
これが “羊蹄山” です。
この道の駅には、羊蹄山の伏流水が湧き出しており、それが “名水の郷” の由来です。
ここは、今回の旅で私が楽しみにしていた道の駅のひとつでもあるのです。
その湧水を紹介する前に、まず道の駅の本体に入ってみます。


到着したのは丁度9時だったのですが、この道の駅は8時からオープンしています。
ここには売店とレストランがあり、特に自慢の名水を使ったミネラルウオーター、コーヒー、コーヒーゼリー、それに “京極” の名のついた日本酒などが並んでいます。


さて、店内の見学はそこそこで切り上げて、楽しみにしていた “湧水” を見に行きました。

道の駅全体の配置はご覧の通りです。
二つの池が川で繋がっており、名水プラザのすぐ横に吊り橋がかかっていますので、まずこれを渡ります。

このつり橋の上からの景色がまず見事です。

そして吊り橋を渡った先にあったのは、これ!

これは大きな切り株ですが、トイレです。(笑)
ここから坂道を下りてゆくと、湧水の場所に至ります。
その途中の景色がこちらです。


この周辺を、“ふきだし公園” といって、日本庭園のような風情です。
そして、環境庁の名水百選に選ばれている、“羊蹄の吹き出し湧水” に到着!


ここではたくさんの人たちがポリタンクなどを持ち込んで水を汲んでいます。
羊蹄山に降った雨や雪が地下に染み込み、何十年かの年月を経て湧水となって湧き出たもので、その湧出量は毎日8トンにもなります。
8トンというと30万人の生活用水に匹敵し、日本でもトップクラスだそうです。
それに水温は通年を通じて6度、という冷たさです。


水汲み場のすぐ後ろに、滝のように湧水が流れ落ちてきます。
この景色をもう一度見たくて楽しみにしていたのですが、なんだかちょっと様子が変です!

そこには土嚢が積んであり、重機まで置いてあります。

しかも、柵があって中には入れなくなっていました。
以前来た時は、湧水の滝の正面に木橋があって、そこを散策しながら正面から苔むした湧水を眺めることができたのです。
その木橋を渡った先に階段がつくってあって、もとの道の駅の駐車場に戻れたのですが、これも無くなっていました。
何らかの事情で修復作業が行われていたのでしょうが、楽しみにしてきただけに、がっかりしました。

以前通ったのとは別の階段を上って道の駅の駐車場に戻りました。
その途中には、こんな風景もあります。

この小さなお地蔵さんは、湧水口から上ってくる通路沿いにもずっと並んでいました。
駐車場に出ると、そこは “公園売店施設” のところです。

ここには観光客相手の、土産物屋さんが並びます。


そして次々にやってくる観光バスからは、外国語を話す人たちがどっと下りてきます。
北海道のどこへ行っても、政治的にはうまくいっていないはずのあの国からの観光客が多いのに驚かされます。


駐車場の隣には広大な芝生公園があり、中央が噴水です。
肝心の湧水付近の工事が早く終わって、元の美しい景色が早く戻って欲しいと思いました。



