せっかく草津に来たのに温泉も入らず素通りし
道の駅霊山たけやま(れいざん) へ向かいました。
ここは “吾妻郡中之条町” ですが、町のシンボルともいえるのが標高789mの “嵩山(たけやま)” です。
古代から祖先の霊魂を祀る山を “たけやま” と呼びます。
ここは古くから、“霊山” として信仰を集めてきた場所です。
道の駅の背後にある山が “嵩山” で、下の写真には岩山が見えると思います。
これが、“男岩” で、その先に、大天狗、中天狗、小天狗という峰があります。
この嵩山には、1~2時間でゆけるハイキングコースが設けられています。
山頂からは、空気の澄んだ日であれば望遠レンズや双眼鏡を使ってスカイツリーが見えるのだそうです。
上の地図は文字が小さくて見にくいかと思いますが、一番右手には登山口と “お花見広場” があります。
一番左手には、“こども館” や “ぼうけん砦” などが作られていて、スライダーアスレチックなども楽しむことができます。
中央部分の道の駅本体を拡大していますが、“たけやま館” と “そば処けやき” があり、その周囲には芝生広場やふれあい広場、多目的広場などが整備されています。
これが “たけやま館” で、養蚕農家建築です。
ここには、農産物直売所、軽食、十割そば打ち体験などが入っています。
ここでスタンプを押し、更に奥へ進むと日本庭園のような雰囲気の中に “そば処けやき” があります。
こちらは茅葺の古民家風ですが、周囲の景色と共に実に趣があります。
ここのお蕎麦を目的に来られる方も多いのだそうです。
道路を挟んだ向かい側には、“親都神社” があります。
ここには県指定天然記念物の大ケヤキや杉の巨木に囲まれた神殿が立ち並んでいて、歴史ある御宮です。
また戦国時代にはここに “嵩山城” があり、上杉、武田の決戦の歴史があります。
“嵩山” は合戦の歴史と信仰の山、といえます。