道の駅開国下田みなと へやってきました。
わずか12kmの距離だったのですが、下田の街に入るとやたらと渋滞し、30分かかってしまいました。
道の駅は、下田港を見下ろす場所に建っていました。
右の白い船は海上保安庁の巡視船ですが、その左に黒っぽい船が見えます。
“黒船” ですね。
下田はご存知のように黒船来航により、日本で最初に港が開かれた街です。
ペリーは当初、浦賀(現:横須賀市)を始めとした5港の開港を要求していたのですが、江戸に近い浦賀を幕府は拒否し、江戸からの距離が近くも無く遠くもない下田を推薦したと言われています。
嘉永7年3月3日(1854年)に締結された日米和親条約により、下田と箱館(今の函館)の2港が開かれることになり、下田は即日、箱館は翌年3月に開国しました。
開港により下田には、7隻、1265人のアメリカ人を乗せたペリー艦隊が来航し、幕末の歴史は大きく動き始めます。
下田にはペリー、ハリスを始め、黒船での密航を企てた吉田松陰、悲劇のヒロインとなった唐人お吉など、歴史に関わったさまざまな人たちの足跡が残されています。
現代の黒船は “サスケハナ号” といい、下田港内めぐりの遊覧船として活躍しています。
道の駅は4階建ての建物ですが、1階は主に駐車場になっており、2階から入って行きます。
この入口、あとで気がついたのですが、裏口だったようです。
2階は広いウッドデッキになっていて、ここではイベントなども開かれるようです。
これが全体の配置図ですが、ちょっと見にくいので2階と4階部分を拡大してみましょう。
2階がウッドデッキのある場所で、建物と反対サイドにもギャラリーや案内所があります。
4階は今回行ってないのですが、貸会議室の他に、2つの博物館があります。
“かじきミュージアム” というのは、下田で毎年開催される “国際カジキ釣り大会” を紹介するものです。
新鮮な魚を食べさせる飲食店もいくつか入っています。
中に入ってみることにしましょう。
店内の壁にも大きなカジキが飾ってありますね。
この日はやや、お客さんが少なめでしたが、観光地にあるこれだけの施設ですから、おそらく土日は大勢の人たちで賑わうのだろうと思います。