道の駅飯高駅 へ向かいました。
前を走っていたバスがここに入って行ったので、これが道の駅かと思ったら、こちらは “松阪市飯高地域振興局” と書いてありました。
道の駅はこの隣で、敷地は繋がっています。
これはまた、久々にでっかい道の駅です。
“お食事” “天然温泉” と書いてあります。
敷地のずっと奥の4つの屋根の建物は、“山里協同組合” といって、パン屋さんやファーストフードなど4つのお店が入っています。
まず全体がどうなっているかを把握するのに、看板を見てみました。
随分と横に長い施設ですが、今ここから見えているのはその半分だけです。
ご覧のような配置になっていて、その先の半分は “芝生公園” になっているようです。
ここは “飯高駅” と “駅” がついていますが、前回の茶倉駅同様、鉄道の駅がある訳ではありません。
今から1000年ほど昔、この地は “飯高氏” が治めていましたが、当時都と地方を結ぶ公的な交通・通信手段を維持するために “駅” が置かれました。
この “駅” は当初 「馬継所」 として栄え、これが 「伝馬所」 更に 「宿場町」 と発展していったのです。
道の駅の名前は当時の “飯高駅” に由来しています。
この道の駅は平成2年7月に地域の特産物販売所としてオープンしました。
これが建設省(当時)の道の駅構想に基づき、平成5年4月、全国103カ所の施設と共に最初の道の駅として登録されたのです。
ですから三重県ではもちろん第一号ですし、地元では “飯高駅が道の駅構想の基になったのだ” と言われています。
私の知っているだけで “道の駅の発祥の地” と名乗る道の駅が全国に4カ所ほどありますから、この駅もそれに加わることになるのでしょうか?(笑)
まず一番手前から道の駅の中に入ってみます。
入口をはいると正面に “天然温泉いいだかの湯” の玄関があります。
この付近の河原には古くから鉱泉が湧き出ていて地元の人たちはそれを持ち帰って入浴用に使っていました。
いいだかの湯は付近を再掘して高濃度の源泉を確保し、温泉施設を作ったものです。
入口横のテレビで温泉を紹介していますが、ここには11種類18槽の浴槽があります。
(HPより借用)
右半分が “局の湯” 左半分が “赤湯波の湯” といいますが、奇数日、偶数日で男女が入れ替わります。
入口の左側が “レストランいいたか” です。
この地も “松阪市” ですから、当然 “松阪牛丼” や “松阪牛うどん” といった看板メニューがあります。
そして入口右側にはまず “案内所” があります。
道の駅スタンプもここにあったのですが、その上の方には・・・・・・。
有名人らしいサインがいっぱい!!
ここはテレビの取材などが随分たくさんあったようです。
その先には長い廊下があって、体験工房などがあります。
特産品販売所は、この奥を一旦外に出て、この先の建物にありました。
ここは温泉、食事、買い物を楽しみ、更に芝生公園でゆっくり家族で過ごせる、充実した道の駅だと思いました。