眼科へ行った時
自分の医療費を払う
余裕もないのに
母子家庭だということを
隠し続けていた頃を
懐かしく思いました
なぜ隠していたのか…
こまかい事は
ウル覚えですが
離婚するしかない
と思う極限で
正直もう養育費なんて
どうでも良くて
早く離婚して
僅かでも母子手当てを
頂きたいほど
切り詰められていました
そして働いて
一から立て直したい
気持ちで一杯でした
当時、
無職でパチンコしか
していない夫にお金が
無い事も
分っていたし
でも少しは
親としての責任に
気付いてくれればという
淡い期待もあり
なけなしのお金をはたいて
公正証書を作りに
公正役場へ行きました
ほぼ全財産です
手数料は
50,000円位だったと
思います
離婚、子育て、
元夫の態度、生活、
憔悴しきっていた私は
先生しか頼る人がおらず
何でも先生に聞いていました
公正証書が出来上がり
受け取りに行った最終日
何か他に聞きたいこと
ありますか？
離婚したら名字を戻す方が
いいですか？
「名字？
名字なんて戻したら
離婚したって
まわりに分かるでしょ
貴方はまだ若い
貴方のような人は
私は出来るだけ離婚した事は
知られない方がいいと思う
貴方が離婚して
一人だと知った途端に
まわりの男性の態度は
絶対に変わる
お世話になっている会社の社長であろうと
知られないに越したことはない
貴方は世間を全く分かってない
私だって
甘い言葉でどうにかしてやろうと
思いますよ
私はそんな女性を沢山
見てきた
それぐらい
貴方が思っているほど
世間は甘くない」
淡々と冷酷に
話されました
当時 めちゃくちゃ
ヒビリました
わ…わかりました
名字を戻すと
あれこれ手続きが
面倒だから
どうなのかなって
思っただけなのに
どうにかしてやろうと
思う…
先生がそんな事言うなんて
ショックでした
だから
離婚した事は当時の
ママ友3人くらいにしか
言わず
名字も変えず
市役所で臨時職員として
10ヶ月だけ勤務したけど
先生の言葉がずっと
頭の隅にあって
母子家庭であることは
隠し続けてました
その後
いまの企業に
採用された時は
母子家庭と知っての
採用でしたが
娘たちには
はっきりと打ち明ける
ことはせずにいました
保護者関係は
気付いてはいるものの
聞きづらいので
聞いてこなかった
娘が高学年にもなると
事情が分かるし
隠し続ける事は
出来なくて
娘にも話し
世間にも堂々と
言わざる得なくなりました
が
その頃には
仕事と子育てに200%
一人でやってやる！って
感じになってました
やはり
LINEや
ショートメールで
ご飯に誘われたり
お酒が好きなので
のみに誘われたり
しましたが
私、見た目以上に
お酒に強いのが自慢です
前から好きだった
嫁と上手くいってない
お金も愛だ
という常套句は
聞いたことあります
当時、先生が
何であんな風に
言ったのか
今思えば
当時の私が
弱々しく不安定で
押しに弱そうに
見えたのだと思います
このまま世間に出れば…
と心配してくれた
いまでは
そう思っています
公正証書…
そういえば…
と
久しぶりに出して
みました
元夫から
「払える金がない」
というLINEを最後に
ブロックしました
差し押さえは
しませんでした
借金があるのは
知ってましたし
娘たちから見れば
世界で一人のパパ
そのパパがママに
強制的に給料を差し押さえ
られて…
なんてねぇ
何度も考えたけど
そんなの、何だか
気持ちの良いものじゃなくて
気持ちが乗らなくて
周りからは
養育費は貰う権利がある
とか言われたけど
「払わされている」と
思うなら1円も
要らないなぁ
私が頑張ろうって。
この離婚からは色々
学びましたけど
一番は
元夫に
結婚したら変わる
子供が出来たら変わる
と信じていた私
私には
「人を変える力はない」
って分かったことかな
もう子供たちも成人
してるし
ただのゴミよね↓
捨てよう
正式に離婚したの
平成20年だったんだぁ～
それまでも別居だったので
忘れてたなぁ