と言う訳で、ブログのテーマ(カテゴリ)に『父の背中』と題して、先月亡くなった父のことでふと思い出したことや感じたことなどを記していきたいと思います。
仕事をしているといろんな方がいます。何か、会社やお店に不手際があってクレームがあれば当然謝罪はしますけれども、何も問題ないにも関わらず必要以上に悪態をつくお客さんも少なくはないです。特にいま、飲食店のヘルプをしていたりするので、余計にそう感ずるのかも知れません。
自分としてはサービスと隷従は違うものだと、きっちり線を引いていますので、必要の無いことには触れないようにはしています。
しかし、それでもがっついてくる方も無きにしも非ず。だからと言って自分も似たような態度で対応する訳にもいきませんよね、特に人様のお店でヘルプをさせていただいているとね。
先日のランチタイムでやはりそのようなことがありました。表の看板を見ながら雑談をされていたようですが、看板に張り紙をする為に表へ出た僕に何やら無視されたような勘違いをされたようで、見よるっちゃけん、すいませんとか言いよ、などと、仕舞には調子に乗んなよなどと巫山戯たことまで仰る。
かあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
正直ね、そっくりそのまま返してやりたかったですよ。
けど冷静に、人手が足りないから手伝いにいくにせよ、正社員にせよ、従業員としてそこにいることになる訳ですから、飲み込みましたけどね。店長さん、まあ悪い人じゃあねえし。(店長さんの人柄はこの場合問題じゃあねえか)
その辺の葛藤でしばらくイライラしてましたけど。
今日ね、ふと、前の会社で人間関係で悩んでいたときに、父と電話で話したことがあったのを思い出して。正確には母と話していたら、母が父に電話を代わったんですけど。
『{仕事先には、又は仕事をしていると}嫌やねえと思う人は俺もおる、ばってん..』
そこで言葉が詰まった訳ではありません、覚えてないだけなんですけど、フザケて書いてるのではなく、僕が書きたかったのは、そのばってんに込められた意味なのです。
ばってん、つまり、でもの方言版と思ってもらっていいでしょう。
それ自体の意味ということではなく、それに込められた思いや言葉を考えさせられる。
あまり口数の多くなかった父らしい諭し方だと思います。
何か人間関係で行き詰って具体的なアドヴァイスをもらったとしても、実際、その場に立っていないと、或はその時でないと、わからない部分もあって、なかなか自分の中で解消できなかったりもしますよね。だいたいアドヴァイスというのは事後に受けますから。
もちろん、同じようなことがあったときに後で大変助かったりもするのですが、父のばってんに関してはもっと大きな意味合いがあるように感ずるのです。
と言いますのも、嫌やねえと思う、そんな僕に同調する経験もありながらも、父は亡くなる約一週間前の昨年のクリスマスくらいまでずっと休まず仕事をし続けてきたのです。
僕の一つの仕事に対する勤続年数など足元にも及ばない。
むかつくことがあった。とその出来事にとらわれて、『そういう事実があった、でも』という逆転の発想など出てこない、まだまだ未熟です。
ばってん、そういうのは気にするな。と言ったかも知れません。
ばってん、仕事だから仕方のなか。と言ったかも知れません。
思い出そうとすると、その後に続く言葉の候補はいくらでも出てきます。
けどね、嫌な人や出来事もおる(ある)、ばってん。
それで十分ですよね。
怒ったり傷ついたりすることは人間誰にでもあること、その感情や自分の考えを否定する必要はない。
けれども、だからといって休むこともなく毎日、自分の仕事を全うしてきた。
そのことだけでね、何を学んだかと言われれば文章で表現するのは難しいが、ふと怒りの感情からクールダウンして考える機会を得たのです。
こんなことくらいで足止め食らってる場合じゃあないんでね、断片的な言葉と父の真面目で大きな人生を思えばね、僕はまた一つ学び、前進できそうです。
シンプルなことのようで、うまく言葉に言い表されないけどね、例えあれやこれやと逐一説明やアドヴァイスを受けても、結局は自分で経験して考えて答えを出していかなきゃいけないと思うのでね。
口数少なくて、男同士の父と子という間柄もあってか、自分からはあまり話しかけられなかったけどね、大学で哲学学んでるくらいなんで、そんな俺には父がお父さんであってくれて良かったなと思いますね。
ばってん、明日も俺らしく進みます☆
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