淡路島にある賀集八幡神社です。

 

 

創建は不詳。

建武3年(1336年)、後醍醐天皇に反旗を翻した足利尊氏は、足利一門の細川頼春に四国平定を命じ、その功績によって阿波・淡路守護に任命します。暦応3年(1340年)、淡路島の南朝方平定のために頼春の弟、細川師氏が淡路島に遣わされ、南朝方・宇原兵衛永真と対峙。この社で戦勝祈願をして勝利したと言います。細川師氏は淡路守護となって養宜館を築いて住み、この社を庇護しました。

江戸時代、淡路島は徳島藩(阿波藩)の管轄であり、徳島藩2代藩主・蜂須賀忠英が社殿の造営を行うなど庇護を受けました。幕末までは神宮寺の護国寺と一体になって多くの僧坊を構えていましたが、慶応4年の神仏分離令により護国寺は独立しています。

 

 

拝殿。

 

 

本殿。

祭神は、誉田別命。

 

 

 

賀集八幡神社;兵庫県南あわじ市賀集八幡734