昨日、FTIslandのファンの方達とオフ会をして遊んだんですが、その時に私が「私はイモペンだから…」と言うと皆さんが奇妙な顔をされました。


いえ、自分が芋女だと言っているわけではありません。イモは韓国語で「おばさん」の事です。


韓国語では日本語の「おばさん」に当たる言葉がたくさんあります。

「アジュンマ」

「アジュモニム」

「イモ」

「ゴモ」

「クノンマ」

「チャグノンマ」

「ソッモ」


全部「おばさん」の事です。

「アジュンマ」と「アジュモニム」は血の繋がりのない既婚女性に対する総称で、20代でも結婚していたらアジュンマ。30にさしかかっていても未婚ならアガシ


イモは母方のおばさん。ゴモは父方のおばさん。

クノンマは自分の親よりも年上のおばさん又はおじさんの奥さん。

ソッモは自分の親よりも年下のおじさんの奥さん

チャグノンマは自分の親よりも年下のおばさん又はおじさんの奥さん


中国語や韓国語は親族を大切にするせいか、「おばさん」だけでなく、親族に対する呼び名がすごく色々あります。

オッパやオンニくらいは知っている方が多いですが…

自分が女の場合

オッパ(兄)の奥さんはヒョンス

オンニ(姉)の旦那さんがヒョンブ

ナムドンセン(弟)の奥さんがオルケ

ヨドンセン(妹)の旦那さんがソバン


自分が男の場合

ヒョン(兄)の奥さんはヒョンス

ヌナ(姉)の旦那さんがメヒョン

ナムドンセン(弟)の奥さんがジェス

ヨドンセン(妹)の旦那さんがメジェ


まだありますよ

自分が女の場合

夫のヒョン(兄)はシアジュボニでその奥さんはヒョンニム

夫のヌナ(姉)はシヌイでその旦那さんがシメブ

夫のナムドンセン(弟)が独身ならソバンニムで結婚していたらチャグンアジュボニその奥さんがオルケ

夫のヨドンセン(妹)が独身ならアガシで結婚していたらシヌイその旦那さんがソバン


自分が男の場合

妻のオッパ(兄)はチョヒョン/チョナムでその奥さんはチョヒョンテッ

妻のオンニ(姉)はチョヒョンの旦那さんがヒョンニム

妻のナムドンセン(弟)がチョナムでそのの奥さんがチョナムテック

妻のヨドンセン(妹)がチョジェでその旦那さんがトンソ


ドラマを見ていて、呼びかけのシーンで「あれ?この人、こんな名前だったっけ?名前と違うじゃない」と思った時はたぶん、この親戚の名称で呼びかけているんです。この呼び名を聞けば人間関係が一目瞭然なんですが、韓国語の先生(韓国人)に聞いても、自分に関係がある呼称しか知らないと言われ、これだけ調べあげるのにいたく苦労しました。


アムトゥン

イモは母方のおばさんで、普通はすごく良いイメージがあります。

飲食店で女性の従業員さんに呼びかける時、自分が若ければ、明らかに自分より年下の従業員さんに「オンニ」と呼びかけてもかまわないみたいですが、年上の従業員さんには普通「アジュンマ」と呼びかけますが、行きつけのお店などで親しい従業員さんになら「イモ」でもかまわないようです。


呼ばれる方もアジュンマよりはイモの方が嬉しい。


話は飛びますが、日本語のイモは韓国語ではさつまいもが「コグマ」じゃがいもが「カムジャ」

韓国人の女性が「コグマ ルル チョアヘ(コグマが好き)」と言っていたら熊さんのぬいぐるみでなく、焼き芋をプレゼントしてあげてください。

韓国の方は栗やさつまいもを生で食べる習慣もあるので、なんなら生でも可です。

「~ください」を韓国語では「~チュセヨ」と言います。

飲食店でお水が欲しければ「ムル(水) チュセヨ」と言えばお水が出て来るし、お箸が欲しければ「チョッカラ(お箸)チュセヨ」と言えばお箸が出てきます。


物をもらう時だけでなく、何かをして欲しい時も「~ヂュセヨ」と使います。日本語の「~(して)ください」と同じ感覚ですね。


えっ?ちょっと待ってください。韓国語の挨拶「アンニョンハセヨ」は「安寧にしてください」と言う意味だと以前書きましたよね。「ヂュセヨ」が「ください」なら「安寧にしてください」は「アンニョン ヘ ヂュセヨ」ではないのですか?


はい。実は「ハセヨ」の「セヨ」も「ヂュセヨ」の「セヨ」も同じもので、尊敬語を作る時に動詞や形容詞・形容動詞につけるシ(ウシ)と言う語があるのですが、これを用言化させたものがセで、さらにそこに丁寧語尾のヨをつけた形です。


整理します。

ハダ(する)+シ(尊敬)→連用形に→ハ+セ→丁寧語尾をつける→ハ+セ+ヨ

チュダ+シ(尊敬)→連用形に→チュ+セ→丁寧語尾をつける→チュ+セ+ヨ


だから、ハセヨは丁寧な尊敬の命令形で「してください」と言う意味になります。


では「チュダ」はどういう意味なんでしょう?

「チュダ」は「~してやる・~してくれる」と言う意味の単語です。

それが丁寧な尊敬形になるので「~してください」と言う意味になります。

「ヂュセヨ」は依頼であって命令形ではありません。


では、どう使い分ければ良いのか?

私の為に、あなたが」と言う時は「~ヂュセヨ

あなたの為に、あなたが」と言う時は「~ハセヨ」を使う事になります。


「チュダ」は「~してやる」「~してくれる」と言う日本語で言うと真逆の両方に使うので、慣れるまでは戸惑いますが、慣れてくるとラクチンな事が判ってきます。


「本を読んでください」も「本を読んで差し上げます」も

「チェグル イルゴ ヂュセヨ」

もっとも、読んであげると言う時は「自分で自分に尊敬」は変なので尊敬の「シ」は抜いて

「チェグル イルゴ ヂョヨ」と言うことになります。


アムトゥン(ともかく)

私の為に、あなたが」と言う時は「~ヂュセヨ

あなたの為に、あなたが」と言う時は「~ハセヨ

と覚えてください。

韓国語には韓国固有の言葉と漢語があります。


たとえば「海」の事を韓国固有語では「パダ」と言い、漢語では「」と言います。

日本海→「東海」=「トン

海産物→「海物」=「ムル」

海鮮鍋→「海物湯」=「ムルタン」


一方

「うみに遊びに行きたい」→「パダエ ノッロ カゴ シッポ」

「うみが見たい」→「パダルル ポゴシッポ」

などと言う時はパダを使います。