原種系チューリップ・クルシアナ・レディージェーン(2020) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

花壇に咲くチューリップの紹介です。

ウチに咲くチューリップは大きく分けて2種類。今日はそのうちの1種類、クルシアナ系の品種です。

 

 

クルシアナ・レディージェーン(Tulipa Clusiana 'Lady Jane')

赤やピンクと白の花色で、クルシアナ系では一番メジャーな品種。

今どきの花弁が多い華やかなチューリップとは全然違う、素朴て優しい柔らかい印象。

ナチュラルガーデンにとっても似合うチューリップだと思います。

 

 

小さな芽が出てくるのは2月から3月。葉っぱは出てきてから花が伸びてくるまで時間がかかります。

緑が少ない早春は、球根の芽を見るとソワソワするけど、ここはじっとガマンして待ちます。

 

3月末の様子

 

植え場所によりますが、3月末くらいになると細い茎と花のつぼみが見えてきます。

初めて見たときは、普通のチューリップと比べて、あまりに細くて小さいので驚きました。

 

3月22日の様子

 

日当たりのいい場所で咲き始めたのは3月末。

背が低くて、地面からちょっと伸びたくらいの高さです。他の場所から芽を出したものも、同じように小さくて低い位置でじっとしていたので、ちょっと心配しました。

 

4月5日の様子

 

それでも4月に入ってからぐぐっと伸びて、元気よく咲いてくれました。キレイだね(^^♪

このチューリップの良いところは、周囲の宿根草よりも背を伸ばして咲いてくれること。

咲き始めが小さいからといって心配しても、こうしてちゃんと伸びて咲いてくれます。

 

 

レディージェーンと似た色で、見分けがつきにくいですが、これは違う品種。

クルシアナ・ステラータという品種です。色がちょっと違うのと、花がレディージェーンよりも大きめです。

私は意外と好き。

 

 

イエローが入っているのが、クルシアナ・シンシア

レディージェーンよりも花は小さめなので、球根の数を多めにして、まとめて植えるのがオススメ。

 

 

あまり違う色が花壇に咲くと目がチラチラするので、シンシアはちょっと控えめにまとめて植えてます。

それでも色があるので目立ちますね。

下の写真でもイエローのチューリップがいくつか咲いていますが、ここにはシンシアとクルシアナ・クリサンサという品種が植えてあります。クリサンサはイエローが濃い色なので見た目は派手です。

 

 

レディージェーンは、太陽が出ると花がいっぱいに開きます。

この反り返るまで開く姿が、最初はあまり好きじゃなかったのですが、今はこの姿がとても好き。

太陽に向かってめいっぱい開く姿が、すごく元気いっぱいに感じられて、見ていると楽しい気持ちになります。

 

 

この時期になると、花壇の中からいっぱいのチューリップが顔を出してきます。

その花が風に揺れているのを眺めるのがとても好き。

 

こんな風に、他の宿根草や低木に混じって、緑の中で咲いている姿が合っていると思います。

普通のチューリップでよくある「チューリップだけが並んでる花壇」をクルシアナ系のチューリップで作っても、全然花壇として成立しないと思う。

 

 

球根は植えっぱなしですが、毎年ちゃんと咲いてくれます。

どんどん増えていく感じではなくて、近くに小さな球根が少しずつ増えていくように感じてます。

 

5〜6個の球根をまとめて植えるような場所を、花壇の中に何か所か作るのが好き。

あまり多すぎても、うるさい感じになってしまうと思うので、最近は球根を買い足していません。

 

 

買い足していないけど、秋になるとショップの球根売り場で原種系チューリップをチェックしています。

どうもここ2〜3年で、レディージェーンが店頭に並ぶことがすごく少なくなった気がします。

たまに並んでも、値段がすごく高くなってます。その分、シンシア等の別のクルシアナ系の品種が多くなってる気がする。

 

もし見かけたらぜひ購入して、秋に宿根草のあいだにちょっと植えてみてください。

そうすれば毎年かわいい姿を桜が終わった頃に見せてくれますよ。

 

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