花壇に咲くチューリップの紹介です。
ウチに咲くチューリップは大きく分けて2種類。今日はそのうちの1種類、クルシアナ系の品種です。
クルシアナ・レディージェーン(Tulipa Clusiana 'Lady Jane')
赤やピンクと白の花色で、クルシアナ系では一番メジャーな品種。
今どきの花弁が多い華やかなチューリップとは全然違う、素朴て優しい柔らかい印象。
ナチュラルガーデンにとっても似合うチューリップだと思います。
小さな芽が出てくるのは2月から3月。葉っぱは出てきてから花が伸びてくるまで時間がかかります。
緑が少ない早春は、球根の芽を見るとソワソワするけど、ここはじっとガマンして待ちます。
3月末の様子
植え場所によりますが、3月末くらいになると細い茎と花のつぼみが見えてきます。
初めて見たときは、普通のチューリップと比べて、あまりに細くて小さいので驚きました。
3月22日の様子
日当たりのいい場所で咲き始めたのは3月末。
背が低くて、地面からちょっと伸びたくらいの高さです。他の場所から芽を出したものも、同じように小さくて低い位置でじっとしていたので、ちょっと心配しました。
4月5日の様子
それでも4月に入ってからぐぐっと伸びて、元気よく咲いてくれました。キレイだね(^^♪
このチューリップの良いところは、周囲の宿根草よりも背を伸ばして咲いてくれること。
咲き始めが小さいからといって心配しても、こうしてちゃんと伸びて咲いてくれます。
レディージェーンと似た色で、見分けがつきにくいですが、これは違う品種。
クルシアナ・ステラータという品種です。色がちょっと違うのと、花がレディージェーンよりも大きめです。
私は意外と好き。
イエローが入っているのが、クルシアナ・シンシア。
レディージェーンよりも花は小さめなので、球根の数を多めにして、まとめて植えるのがオススメ。
あまり違う色が花壇に咲くと目がチラチラするので、シンシアはちょっと控えめにまとめて植えてます。
それでも色があるので目立ちますね。
下の写真でもイエローのチューリップがいくつか咲いていますが、ここにはシンシアとクルシアナ・クリサンサという品種が植えてあります。クリサンサはイエローが濃い色なので見た目は派手です。
レディージェーンは、太陽が出ると花がいっぱいに開きます。
この反り返るまで開く姿が、最初はあまり好きじゃなかったのですが、今はこの姿がとても好き。
太陽に向かってめいっぱい開く姿が、すごく元気いっぱいに感じられて、見ていると楽しい気持ちになります。
この時期になると、花壇の中からいっぱいのチューリップが顔を出してきます。
その花が風に揺れているのを眺めるのがとても好き。
こんな風に、他の宿根草や低木に混じって、緑の中で咲いている姿が合っていると思います。
普通のチューリップでよくある「チューリップだけが並んでる花壇」をクルシアナ系のチューリップで作っても、全然花壇として成立しないと思う。
球根は植えっぱなしですが、毎年ちゃんと咲いてくれます。
どんどん増えていく感じではなくて、近くに小さな球根が少しずつ増えていくように感じてます。
5〜6個の球根をまとめて植えるような場所を、花壇の中に何か所か作るのが好き。
あまり多すぎても、うるさい感じになってしまうと思うので、最近は球根を買い足していません。
買い足していないけど、秋になるとショップの球根売り場で原種系チューリップをチェックしています。
どうもここ2〜3年で、レディージェーンが店頭に並ぶことがすごく少なくなった気がします。
たまに並んでも、値段がすごく高くなってます。その分、シンシア等の別のクルシアナ系の品種が多くなってる気がする。
もし見かけたらぜひ購入して、秋に宿根草のあいだにちょっと植えてみてください。
そうすれば毎年かわいい姿を桜が終わった頃に見せてくれますよ。
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