ベロニカストラム・ファッシネーション(2017) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

庭に植えてから3年たって、植えてよかったと思える姿になりました。素敵な宿根草です。

 

 

ベロニカストラム・ファッシネーション(Veronicastrum virginicum 'Fascination' )

オオバコ科の宿根草。日本原産のベロニカストラムはクガイソウ(Veronicastrum japonicum)。このファッシネーションは北米原産のクガイソウの仲間から改良された園芸品種。クガイソウはもっと涼しい山に自生してる宿根草ですが、こちらはウチの庭でも元気に育ってくれます。

 

 

庭に植えたのは3年前。最初に咲いたときはとっても小さくて、写真で見る姿とあまりに違うので心配でした。昨年はそれに比べるとだいぶ成長してくれましたし、素敵だなと思いましたが、それでも特に目立つ存在でもなかった気がする。

それが、今年の4月になったらすごく立派な芽がたくさん出てきたのを見て驚き。みるみるウチに伸びてきました。

 

 

花の形が見え始めたのは5月20日くらい。6月になると先端がシュッととがった形の花穂が色づいてきます。高さはもう120〜150cmくらい?他の宿根草よりもずっと背が伸びて目立つ存在になりました。

 

 

どうも写真に撮りにくい植物なので分かりにくいかもしれませんが、とても目立ちます。

花は青紫にピンクが混ざったような花色。ブルーかピンクかどっちかはっきりした色だったら、もっと目立つだろうと思うけど、これがこの植物の色。光の具合で色が変化して見えます。

 

 

花はベロニカと似た形ですが、ずっと大きいです。以前はベロニカと同じゴマノハグサ科に分類されていましたが、今はオオバコ科という別のグループの分類されてます。まだ1〜2年目の小さいときはベロニカと区別がつかないかも。

 

 

一番太くなる花穂の下に、放射状に広がる小さな花穂が特徴的。とてもインパクトがあります。

これは日本のクガイソウにはない特徴ですね。これもあって花壇の中でより目立つのだと思います。花にはハチなどの虫がよく寄ってきます。私には分からないけど虫が好きな香りがあるのかな?

 

 

ひとつひとつの花を楽しむというよりは、群生した姿を楽しむタイプの植物だと思います。すらっと縦に伸びるので、単体で植えてもあまり良さは活かせない気がします。ある程度のかたまりが他の宿根草に囲まれているといい感じ。

とても丈夫で、暑さ寒さにも強いし乾燥にもある程度耐えてくれます。水やりに気を使ったことはありません。今の場所よりももっと日当たりの良くて乾燥気味の場所に植えてみても大丈夫なのか試してみたい。細い茎ですが支柱を使ったりする必要もありません。

 

 

気に入ったので、昨年の秋に数株を別の場所に植えました。細くて背が高い植物なので、比較的密植ぎみに植えてみました。でも植えてから3年たって、一つ一つの株が大きく広がったのを見てそれではダメだと気づいたので、最近株間をあけて植え直しました。これから花が咲く時期だったけど、今小さい花が咲くよりも、来年やそれ以降まで元気に育ってくれるほうが大事だと思って、植え替えて花は切っておきました。でも、今になってこの写真を見ると、まだ株間が狭い気がするぞ・・・(^^ゞ

 

 

株によっても開花時期に多少の差があって、まだこれから咲いてくるものもあります。

定期的に株分けや植替えをしなくても、元気に咲いてくれるらしいです。うまく場所を決めてあげて伸び伸びと育ててあげれば、時間はかかるけど素敵な姿を見せてくれます。

 

あまり園芸店で見かけない植物なので、私はいつも通販で購入してます。オススメですよ(^^♪

 

2017年のぐんまの庭の植物の紹介をOwndでまとめています