ホトトギス | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

ホトトギスが満開状態です。



ホトトギス(Tricyrtis hirta)
ユリ科の宿根草。日本原産(アジア原産)。
園芸用の植物としてはおなじみで、育てている人多いと思う。
ウチでは日本産の普通のホトトギス2種と、台湾ホトトギスが1種あります。



2種類あると言っても、ほとんど見た目は一緒。
上の写真で、手前が紫がかった花のもので、奥が花が白い品種。
模様はほとんど同じです。どこで買ったか完全に忘れましたが、どちらも丈夫。



ホトトギスと一口に言っても、地域固有の品種がたくさんあるようです。
これはよく流通しているもので、茎が立ち上がって伸びて、花がつくと重みで横に倒れてきます。上の写真では、すっかり通路をふさいでます。
草丈は1m以上伸びてます。もう植えて3年目かな?
品種によっては、自立せず垂れて伸びるものもあります。



ある程度伸びると、それぞれの節からつぼみが出てきます。これは9月末の写真。
葉も大きくて庭の中で目立ちます。花が咲くまでは、庭のリーフプランツだと思っていればOK.



つぼみが開くと、花がびっしりと茎に咲きます。けっこうすごい。
軽く数百の花があります。こんな宿根草なかなかありません。

日本原産ですが、今のところ自生しているホトトギス見たことないな~
先日行った赤城山の覚満淵でも自生しているそうです。
ぜひ一度、自然で育つ様子を見てみたい。



それにしても面白い形の花ですね。
一番の特徴はこの模様。この点々がない品種もありますけど、ホトトギスといえばやっぱりこの模様かな。
涼しくなった秋に咲くので、咲いている期間も結構長いです。
花の大きさは数センチで、あまり大きくありません。

タイワンホトトギスも一株だけあります。



タイワンホトトギスは、茎の先端にだけ花を咲かせます。
茎の途中からはつぼみが出てきません。あまり大きくならないものが多いようです。
園芸店やホームセンターで販売されているホトトギスは、ほとんどこちらのタイプ。



花はキレイです。花色や模様も多く、園芸用としては楽しいですね。
でも、日本ホトトギスのびっしりと咲く花を見てしまうと、タイワンホトトギスは私には物足りないです。

ウチでは半日陰スペースに植えてます。
今までの所、完全にほったらかしです。水やりも肥料も一切いりません。
暑さで多少葉焼けしますが、それほど成長に影響していません。
毎年のバーク堆肥のマルチングだけで、あとは自力で育っています。

だいぶ大きくなってきたので、来年の春には株分けしないと。
株が増えたら、またこの花が増えそうです。

◯ホトトギス(日本産)の育て方まとめ
・暑さ寒さに強い丈夫な宿根草です。
・どちらかと言うと和風な雰囲気。半日陰スペースで育てましょう。
・もし葉焼けしたり元気がないときは、より日差しが弱い場所に移動した方がいいかも。
・秋までに大きく育ちます。すぐ近くにある植物は隠れてしまうと思います。




↓今年ブログで書いた、ぐんまの庭で元気に育つ植物をまとめてます↓


「庭の植物と育て方の紹介・2015年版」まとめはこちら