日本型雇用のメリットと限界 | 山と自然をこよなく愛する社労士 野崎のつぶやき

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終身雇用を基本としたかつての日本型雇用には、従業員のマズロー五つの欲求を満たす上で、メリットがあった。反面、環境に慣れ親しむことにより経営刷新が行われないというデメリットもあった。

労働者の立場からいうのであれば、定年までの生活を会社側が保証してくれる終身雇用は望ましいといえる。もし仮に、整理解雇されようものなら、職能型の雇用が主流である日本企業において、第二の職などない(若ければ別として)

グローバル企業のように、職務型の雇用ならば、年齢、性別などに関係なく、次の仕事にありつけるというものだ。

今の日本の社会は、一歩間違えばすぐ低所得者層に転落する。誤りは許されない。

だからといって、誰でも起業し経営者になる、なんて簡単にはいかない。昔よりハードルが下がったとはいえ、ある程度の資本やスキルが必要だ。

日本も職務型の雇用になればよいのだが、今までの習慣や考え方がそうそう簡単に変わることはない。

だが、いいかげん、欧米の良いとこ取りは限界があるのではないか?