南沙織はまだ聴いてます | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

初めて買ったレコード――シングル盤は麻丘めぐみの「めばえ」でした。中学一年の時です。途中経過ではなく、その人の始まりの歌を選んだのは偶然なのかもしれませんが、もしかしたら運命のようなものだったのかもしれません。中学一年で何かしらの風にあたり、そこへ一人の魅力的なお姉さんとして現れたのが麻丘めぐみだった。そういう運命です。もし私を導いた風が小学六年生の時に吹いていたなら、初めてのレコード経験は南の国からサラサラヘアーをなびかせて現れた南沙織の「17才」なったのかもしれないのです。そしてその方が私にとっては幸福な出会いとなったかもしれません。というのも、今でも南沙織の「哀しい妖精」や「春の予感」を聴きたくなることはよくありますが、麻丘めぐみを聴きたいとは、残念ながら一度もないからです。