33th定禅寺ストリートジャズ・フェスティバル2024 ーSecond Dayー | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

2024年9月8日㈰

 

2日目は我ひとりで出陣なり。づがれだぁ~とわめき暴れる怪獣はいない。確かにまあ少し「寂しいなぁ」って感は否めない。否めないか?まあ否めないことにしとこう。なんてことはともかく駅前に出たらばまずはそう、腹ごしらえである。初日は「10年ぶりの牛タン!」とか張り込んだりもしたが、我ひとりとなればそこまで気張らんでよろしい。しかしそこは年に数回の「街喰い」である。ちょっとは気張る。未入店の店にチャレンジするぐらいの気概は持ちたい。で、入った。そばの神田!立ち食いそばかよ、と侮るなかれ。そばの神田、近頃やけに聞くのである。麺が上手くなった!とか。乗っけもんがいい感じになった!とか。だから入った。小柱のかき揚げそば¥550。旨かった。腹も十二分にふくれた。結構な満足感である。めでたい。

さて、腹が膨れれば出陣である。しかし本日の第一のターゲットの登場まで、なんとまだ2時間もある。困った。路上で横になって待つこともできぬ。ソニー・ボーイ・ウィリアムスンじゃねんだから。じゃあそうだ。こうしよう。Book Offだ。イオン駅前店のブックオフというところへキミは以前から寄ってみたいと言っていたではないか。それを実現せよ。実現した。行ったのさ。しかし、こういう場所は初見では何がどこにあるのかさっぱり見当もつかないのである。おまけに仙台駅前のイオンなんて場所に気合い入れて2フロアも陣取ってるくらいだからもんげぇ広いわ、空調は効き過ぎで腹は冷えるわ。ダメだ。もういい。俺は行く。一番町に行く。断然行く。本日のターゲットがやがて現れるはずの一番町、元松竹映画館、元丸善、元金港堂のあった通りへと。すっとさ、これ、ジャズフェスの長所ね、聞こえてくるわけさ。いい感じの音が。

 

 

ハンパなタイミングから見ることになったんで、こんな位置からの参加・撮影にはなったが、イシバシケ、ちっちゃいベースとリッケンバッカー、そして譜面台に乗せたカフォン。ジャズフェスにあっては、ある意味完璧な編成ですね。なにせ狭い空間でのパフォーマンスだから。しかしそれにしても、いい。なにがいいって、ボーカルのねえさんの声がコロコロとよく転がって素晴しい!ほんとに素晴しい!そんな心地よい声で歌われるのは「ほぼビートルズ」のサウンドに乗ったオリジナルソングス。「Slow Down」を変態させての「相談(Sow Dan)」とか、「Route 66」風の「ルート4号線」とか。とにかくねーさんのキャラが立っててほんとに楽しませていただきました。ありがとう!イシバシケ!

 

  

(↑後日YouTubeより)

 

さて、偶然にも高レベルで楽しませてもらったイシバシケは終った。がしかしまだ一時間ある。なんてこった。しかしアーケード街の天井を阿呆と見上げていてもしょうがない。こうなったら散策だ。我ひとりだからこそできる、散策。いいじゃないか。Goodだ。久しぶりにここら、かつての「オレの庭」を徘徊しちゃおうじゃないか。壱弐参横丁と文化横丁を。

 

 

ジャズフェスにロックを聴きに来たみんな、ほら、ここが文化横丁の「Smoke」だ!とか勝手に紹介したら「一見さんで混むのは困るなぁ」とか店主のアキちゃんに怒られるのかもしれない。でも大丈夫、このブログのせいで新客が発生するなんて、かなりの奇跡でも起きない限りあり得ないから。さて、そろそろ……13時15分。

Rocket☆Hopperの時間だ!フロム山形・酒田!

 

 

居並ぶ各種ギター陣の皆さん!そしてそれを操る安齋肇さん(ちゃうって!)。

 

 

「おろし金かい?」とか言ってるおんつぁんがいたけど、「洗濯板」だかんね。Washboardともいう。

 

 

オープニングはいつものアダルティな「猫たちの夜」をWashboardやカズーを使いながらジャグバンド風に。「Mississippi Delta」(Bobby Gentry)は2曲目でしたよね。で、「Love The One You’re With」(Stephen Stills)と「Hot Legs」(Rod Stewart)は生スライドとタンバリンではじけまくって。

 

 

Linda Ronstadt風の「Heat Wave」もよかったし、もちろん「Shake Your Moneymaker」は"Smokin' Boogie"をぶっこんで!

そして「ジブリっぽいのを」とか言いつつ、なるほど日本語詞を交えての「Country Road」でエンディング。

でもなんでだろうね、こういう見た目ぶっ飛んでてクールででも実はかなり真面目で最高に純な人たちの、熟達しっぱなしで美麗流麗でゴッキゲンでもうどこまでも飛んでいくしかないような感動最上級の演奏を聴いてると、そうなんです、涙が出るんです。知らず知らず感涙に濡れるんです。でしょ。これ、なんでなんすかねえ。

 

感涙のあとはもう迷走。ろけほ以上のバンドなんてどこにもありゃしない。期待もしないし、実際おらん。で、迷走なんだが、ま、このへんかなと向かったのが七十七銀行本店前。ハードロックエリアです。すると聞こえてきました。Voodoo Chile。

Shining Wizardだって。

 

 

じっくりと、しっかりしたサウンドを聴かせてもらって、そして帰路についたわたしだったのだ。まだまだ続くジャズフェスだが、ほら、俺もう65だもんで。ああ、づがれだぁ……。

 

ほんでまず、また来年!

 

↓ロケット☆ホッパー

Rocket☆Hopper La Noche De Los Gatos(猫たちの夜 )in 定禅寺ストリートジャズフェスティバル (youtube.com)

↓イタバシケ

 

イタバシケ ITABASHIKE 板橋家 仙台のロックンロールバンド R&R BAND - イタバシケ ITABASHIKE 板橋家 仙台のロックンロールバンド (jimdofree.com)