「酒を飲んだ時のためのドアーズのベスト・アルバム」
I
1. Strange Days
2. You're Lost Little Girl
3. The Crystal Ship
4. My Eyes Have Seen You
5. I Can't See Your Face In My Mind
6. Girse Latitude
7. Moonlight Drive
8. End Of The NIght
II
1. Spanish Caravan
2. My Wild Love
3. Not To Touch The Earth
4. Summer's Almost Gone
5. Wintertime Love
6. Indian Summer
7. Waiting For The Sun
「男達の青春」
男達にとってはビートルズというのは、つまりは過ぎ去ってしまった〝青春"なのではないだろうか。
それは、ビートルズの内部にいた人間にとっても、外部にいたファンにとっても、同じようにほろ苦い〝青春″なのではないだろうか。
「時をかける男」
のちに『欲望』や『イージー・ライダー』や『モンタレー』や『ウッドストック』などなど、ロック映画はいっぱい観ることになるのだけれど、『ビートルズがやって来る』と『五人の週末』以上のものは、僕には一本もなかった。『さらば青春の光』でさえも、この二本と比べると、色あせてしまう。
「バッドフィンガーのベストアルバム」
I
1. Baby Blue
2. When I Say
3. Icicles
4. Apple Of My Eye
5. I'd Die Babe
6. Sweet Tuesday Morning
7. Without You
II
1. Andy Norris
2. My Heart Goes Out
3. Know One Knows
4. I Can Love You
5. In the Meantime, Some Other Time
6. Love Time
「17歳の少年のように」
贅肉を増やしていくというと……それで失ったものがたくさんあるような気がする。だから、身についてしまった贅肉を、落とさなければならない。少しぐらい辛くても、痩せなければならないのである。
「ロックンロールを普通の生活に」
「若者の反抗とロックンロール」には、やはりフーが、ピート・タウンジェンドが出てこなければいけないのだ。
ビートルズはちょっと違う。ローリング・ストーンズでもないだろう。もちろんレッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのわけはない。フーでなければならないのだ。デビュー以来、フーはずっと若者のロックンロールを演っていたのである。
「1983年のクリスマスイブ」
コンサートはすでに半分以上は過ぎてしまっていた。そして、そこからアンコールの最終曲までを、僕はその50人のためだけに歌おうと決めた。はっきりいって、あとの450人はどうでもよかった。
「ザ・モノクローム・ビートルズ」
60年代のロック・ファンは、そういう楽しみ方がよくわかっていた。ところが70年代に入ってハード・ロックやプログレッシブ・ロックが流行してきたら、それがなにか偉そうな思想だと勘違いをして聴くようになって奴等が増えてきたのだ。
いわゆる、文化人タイプの連中である。ビートルズを馬鹿にしたりバッドフィンガーに塩を撒いたりしたのはこいつらである。ワンワン啼けば犬も同然の大馬鹿野郎共である。
「『ジ・エッセンシャル・ビートルズ』に刺激されてのベスト・アルバム」
I
1. Anytime At All
2. I Should Hve Known Better
3. All My Loving
4. Not A Second Time
5. Please Mr. Postman
6. Things We Said Today
7. There's A Place
8. This Boy
II
1. Help!
2. It's Only Love
3. I've Just Seen A Face
4. In My Life
5. And Your Bird Can Sing
6. For No One
7. Wait
8. Yes It Is
「リザード・キングの墓」
レコードを聴くということは、角を曲がって新しい場所へ行くようなものであった。
もうずいぶん前のことになるのだけど、そういう時期が確かにあった。
…… …… ……
1時間ぐらいして、僕はジム・モリソンの墓から離れた。
墓地の門を出て、角を一つ曲がると、そこにはパリ郊外の普通の町であった。死の匂いは、どこにもなかった。
こちら側に、また僕は戻ってきてしまったのだ。僕達が死のうとした夜は、また終わってしまったのだ。