肩も腰も限界だった。
とシリアスに始まってしまったが野球のピッチャーの話じゃない。俺の肩と腰のことだ。もうガチガチ。
で、プール!やっと小・中学校の夏休みが終わったのだ!ほぼひと月ぶり!
で、のこのこ行ったら、「いやあ、これでなくっちゃ!」状態。つまり、ガラガラ。
おばちゃんふたり、おじちゃんひとり。
よくこれで成り立ってるなあとは思うが、市営だからね。住民税払ってるからね。やっててもらわねば!
自分では、久しぶりにしてはまあまあのペースだな、と思いつつ泳いでいたのだが、
ふと頭上の時計を見てガッカリ。クロール一キロにしっかり30分かかってる。
まあ、久しぶりだしな。
いつものように一往復ごとにイーグルスの選手の背番号を唱えるが、
やはり5と6と10、14、16、19(!)でひっかかる。で、今確認。
5はいない(欠番)。6は西谷(思い出せるわけない)。
10!これは思い出せた。
いつだったかここに書いた時は「欠番」などと書いちまったが、
これだから球場にいまだに行けてない貧乏人は困る。
10番はね、
俺たち!ファンに与えられた背番号なのだった!つまり、「10番、スタンド、応援団!」
いやあ、うかつだった。(球場に行ったことないくせに「俺たち!」もないぜ)
さて、14は河本、16は山村で、19は……、
い…………っつも思い出せねえでやんの。ハハハ。
ノムさんだべさ。
選手の中から思い出そうとするからだけど……そんなの言い訳にもならんわな。
今日は一キロにしっかり30分だったんで、岩隈の分までは勘弁してもらったぜ。
娘さんの熱が下がったら、しっかりエース奪回戦線に復活してや!
と……、岩隈が出てきた所で再燃。
先日の岩隈vsカツノリコーチ問題。
などと言いつつ実は「ミクシィの議論問題」。
実の所、最初からわかっていた。岩隈が悪い。
たとえ親が死のうがプロ野球選手としてベンチに入っている以上、しかも点数を取られちまったピッチャーだ、
一刻も早くベンチに戻って、声こそ出せないにしても、戦況を見守るぐらいはすべきだ。
でなきゃエラーした直人はますます落ち込むは、打線は打つ気なくなるは、
チームに悪影響が出るばっかりなのだから。
で、カツノリコーチは「育成コーチ」として言わなくちゃならないことを言った。
チームの置かれた状況を考えれば確かに言うべきことだったんだろう。
しかし、でもさ、それって彼らのこと。
スポーツニュースを見て、なんだこれは!って、確かに俺もあわてた。
で、ネットのニュースで真相を知ろうとした。でも、どこにも確かなことなんて書いてない。
「どうなってんだどうなってんだ?」は募る。
で、ミクシィのイーグルスのコミュに何か書いてねえかと思って、覗いてみたら、あった。
それが、
「実績がどうあろうとベンチ内で上司に盾つくなんてもってのほか」一色の掲示板だった。
いやね、いいの。おっしゃる通り!
野球やってるんだから、試合途中でコーチに怒鳴り返すなんて、問題外。
岩隈が悪い。悪いに決まってる。一個のゲームを戦ってる最中なんだから。
しかし、でもさ、ってのは、ここ。
しかし、でもさ、
コミュの中まで正論に染まらなければならない理由なんてどこにもないじゃないか。
「岩隈ばっかり責められて可哀想!」
「あの形相は生半可じゃない。カツノリの言い方が悪かったんだ!」
「いや、岩隈に何かあったんだ!」
「もう死にたいぐらい落ち込んでるところにカツノリ余計なこと言いやがったな!」
こんな言い分があってもいいんじゃない?
だってファンだもの。俺たち。
チームのファンであると同時に、岩隈もかばいたい!そんな気持ちを持ってしかるべき、ファンだもの。
だから、「俺と同じ考えの人もきっといるべさ」、「同調する人もきっと出てくるだろ」とか思って、
あえて「岩隈擁護」をぶち上げてみた。
ところが、いない。
吐き捨てるように、「岩隈いいぞ!カツノリいつの間に一軍にいたんだ?」とか書く人はいるが、
岩隈の形相にショックを受けたような言い分の人はまったく登場してこない。
果たして、俺は「チームの輪を乱した人間を擁護するバカ」にされてしまった。
いやいや、
あんな正論一色に染め抜かれた掲示板、おれこわい。
(と言いつつまたヒマだれに首突っ込むんだぞ、こいつは)
伴侶は「一場なんぞ、結局はろくなピッチャーにはならない」と言う。
俺は、もしかしたらそうかも知れないが、そうならないで欲しいと思う。
俺と同じ気持ちの人たちの思いが届けばいいと思う。
コミュの中には、岩隈はもはやエースではないのだと言った人がいた。
俺もそうだと思う。
でもエース奪回戦線に復活できる、
そしてマーくんや朝井や一場と共にチームをどんどん強くしていける存在だと信じる。
彼にはその気骨が潜んでいると信じている。
フェルナンデスも伴侶はもうダメだな、と言う。
俺はノムさんに噛み付いた(ホームランを打った時、ノムさんの手だけを無視した)フェルナンデスは
必ずや、チームに欠かせない存在感を取り戻す日がくると信じている。
毎日、何が起こるかわからない。
でも、俺は断罪しない。
ファンだからね。
好きなんだから、好きでいたいのだ。