まるで夢のような時間でした。
【君たちはどう生きるか】
賛否両論のこの映画。
宮﨑駿さん率いるスタジオジブリの最新作。
事前宣伝なし!
という
ある意味観る人をふるいにかけている凄いプロモーションですね。
マスコミの力を借りず
誰にも媚びず
宮﨑駿さんの頭の中を表現した
そんな作品でした。
久しぶりに映画を見て
ががーん!と衝撃があったので記録しておきます。
以下、ネタバレありなので
これから観る方はここで終了してくださいね!
ちなみに今日のイラストは全て奥田です
さてさて、では参りますか。
夢みたいなお話
主人公は眞人(まひと)くん。
お母さんを火事で亡くし
新しい継母の下で新生活を送るのですが(これがまた母の妹さん?)
不思議な塔の中で不思議な体験をする物語。
これね、最終的に私は
夢みたいだな
と思いました。
今も思い出そうとしても
よく思い出せないし
観ている時には
ああ、そうそう、こういう感覚ある
って思って観ていた場面も
今になるとほとんど覚えていないという・・・
そういう感覚的なところまでもしも計算されているならば
それは凄いよなと、思うのです・・・・
そしてこの夢はとっても
潜在意識への旅と似ている。
どんなものか?というと
それは
ヒプノセラピーなど、誘導瞑想で行きつく場所
夢や瞑想で行きつく場所というのは
割と同じところではありません??
私、かなりの確率で行く場所
というのがあります。
主人公とその母が通った場所なんかは
何度も同じところを通って同じ場所へいきますよね。
そういうの、とても体感したことある事だと思いました。
常識を覆す
あとはね
必ずしも悪い事ではない
という事。
これは死ぬことや崩壊すること。
母の夏子が炎で死んでしまいますが
塔の中の夏子さんは火を操る存在
こちらにいる時の話を聞くと
火は友達のようだし
逆に火が無い方が力が出せない??
現実の世界(これも一体本当なのだろうか?)では死ぬこととなりますが
もしかしてだた、帰っていっただけのような感覚になります。
炎を操る存在である方が現実なのか???
そうなると必ずしも死=悪い・悲しいではなく
本来の姿に戻ったとか別の解釈もあるのでは?と思いました。
また、劇中に出てくる積み木ですが
これは数々のアイディアのかけらのように私は見えました。
デザインを考える時、たーーーーーーーーーーーっくさんの可能性とアイディアから一つのデザインが生まれますが
そのように、生み出されたもので残ったものが今の積み木となりバランスを保っているという事。
そのバランスを保つために後を継ぐものを叔父様があてがおうとしているのですが
それを崩壊させてしまう事というのも、悪い事ではないと私は思いました。
というのも、今ギリギリのバランスが取れているその世界?
それを同じやり方で同じものを使って同じようにバランスを取るって
ただただ、同じものが続くだけだと思うのです。
そのやり方さえも内容さえも0にして独自に作り上げていく事が
何においても大切な事だと思います。だから崩壊するという事も
言葉だけを見ると悪く見えますが、新しい世界に繋がる死となり生となる。
後から知りましたが
生と死というところも伝えたいメッセージとして取り上げられているようです。
昔はこうだったのでは
何回か結界が出てくる場面がありましたね。
炎の結界🔥
紙の結界📃
おばあちゃんズの置物の結界👵
光の結界✨
昔の日本はこうやって災いから人を守ろうとしていたのでしょうか?
それぞれを守るために張られた結界。
とても印象深かったです。
全てを覚える事が正解ではない
情報解禁していない
解説がない
よくわからない
ないを楽しむべき映画なのではないか?と最後に思いました。
必要な部分は多分
その時々違う。
だから映画を観に戻る
そこで新たな発見がある
ストーリーを追ったり
詳細まで覚えていなくて良いのではないかと思います。
起承転結ではなくていい、新しい映画のような気がしました。
不思議とまた観たくなるんですよね。
それは冒頭の夢の中に行きたいという願望と似ています。
潜在意識の中にあるあの場所に行きたいな。
そう思った時にまた観たい。
そんな感想がやっぱり1番私がしっくりくる答えでした✨
ひとつの作品を見て、色々な感想があると思います。
映画を観たあなたはどんな感想でしたか?
ぜひコメントで教えてくださいね❣️
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