第9話 過食から体重増加、ダイエットの始まり
中1の夏休み、それまでの平和な人生が崩れていきます。
事件のあった日を境に、家庭内の雰囲気が一変しました。
父親は姉と口をきかなくなり、母親は、父親の顔色を伺い、機嫌を取るように。末っ子の私は、そんな3人の動きを観察して、自分はどう動けば良いのかともがく。そんな構図が出来上がったのでした。
家庭内でのストレスを解消するために、内向的な性格もあって、外に出て発散できなかったため、食べることでストレスを発散するようになりました。
ここから、過食とダイエットの道のりが始まるのですが。
学校から帰ってきて、夕食までの間に自分で簡単に調理をして食べ、夕食を食べ、お菓子を食べる。お菓子の量はどんどん増えていき、ポテトチップスなど袋のお菓子は開けたら最後、空になるまで全て口に運んでいきました。
食べることで一時的におさまる不安な感情も、食べたあとは、こんなにたくさん食べてしまったという自己嫌悪に陥る。そんな悪循環を繰り返すことになります。
標準的な体重だったため、これまで体重計に乗ったり、体重を気にすることはありませんでしたが、この頃からみるみるうちに太っていくのが分かりました。