笑って100歳!
あなたと家族のシニアライフに
寄り添うパートナー
鹿児島出身、京都在住の
和田 なおみです。
有働由美子さんの『ウドウロク』の感想を書きますね。
この本は、以前買ったまま放置していたんです。
ビビビッときた本を買ってしまうので、
いつも夫に
「なおさん、また買ったの?」っと
半ばあきれ顔で言われます。
本って、
そのまま積読していても、
熟成されて?!
必要な時に、必要なメッセージをくれるような気がしませんか?
この本は、
例えると、
キンキンに冷えたビールを
ググぅ~と一気飲みして
『ひえ~~っつ、かぁ~~、美味しかった~』
(おやじかっ)
って、
感じの清涼感、
豪快な読了感といいましょうか?(笑)
わかって頂けます?(笑)
彼女の読書量もすごいんだろうなあと容易に推測できます。
だって、
語彙の使い方にそれが表れていますから。
時折、笑いながら読みましたよ。
こんなに大声で笑いながら読んだのは久しぶり!!
突然に、大笑いポイントが襲ってくるのです。
それなのに、
私が一番印象に残ったのは、
彼女のお気に入りの詩の紹介部分。
『自分の感受性くらい』
ぱさぱさにかわいてゆく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかな光尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ
『自分の感受性くらい』 花神社
茨木 のり子さんの詩
彼女はこの詩を、
二日酔いの朝必ず読むそうです。
ちょうど私も花金はオンライン同窓会、
なので、昨日はプチ二日酔い。
なんて、ジャストタイミングなの?と
同じシチュエーションで拝読しました。
二日酔いの朝、
必ずこの詩を読むなんて(笑)
彼女の真摯な態度、
人生への向き合い方が伝わってきませんか?(真顔)
軽妙な語り口の裏で、
寝る間も惜しんで努力を怠らない、
聡明な女性だと思いました。
多くの人に出逢い、
愛されたからこそ
『そんなこんな』を包み隠さず、
書くことができた、
チャーミングな女性だと思います。
大笑いネタの反面、
アラフィフ女性の一面も、
仕事をとるか、恋愛をとるか?
女性の部分の心の悩みも、
痛いほど伝わってきましたよ。
やはり、いい女って、
自身の『黒い部分』もネタにして
這い上がり、人を元気にできるもの。
そして、
心からの
偽りない笑顔が素敵なのよね~
全ての女性(もちろん男性にも)
お薦めの本ですよ。
よかったら、感想も教えて下さいね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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