湊かなえさんの作品は何だか
胸が痛くなるのと
自分の嫌な部分を映しているようで
読みづらいものが多かったけれど
「ブロードキャスト」は
カラーが違った。
何気なく開いてから、
部活動の話とは…と、驚いた。
序章で始まった部活の話で
そのまま行くと思うと
第1章で展開にびっくりする。
それがちょっと熱くて
こういう青春から
遠ざかったので
うらやましくて泣けてしまった。
「何もない夏」になってまだ
年数は浅いが、
テニスを週4に増やしてみても
個人的に歌を練習してみても
仕事を毎日がんばってみても
うめられないことはよくわかった。
あきらめずに探すけれど、来年も。
「ブロードキャスト」は
そのヒントをくれたともいえる。