いつか新しい花火の思い出をつくろう。 |  ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

 ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

基本笑顔、
基本ポジティヴ。
書くことでコントロールできる
こころのもちかた。

2年ぶりの花火に

平日とは思えないほど

人が集まってきた。

 

それでも30分前なら

いくらも場所があるのが

 

時間も10分だけだから

場所取りに朝からくる人もいないんだな。

 

 

いつもは城と一緒にみえるスポットで見るけれど

今日は花火の真下になるところでみようと

一番近い川辺に立った。

 

 

花火デビューは3歳くらいのとき

家の前に「みなしごハッチ」の小さい椅子を

出してもらい、座って見た。

花火の音がこわかったっけ。

 

家の前だと低い位置の連発花火が見えないから

小学生になると家の前では物足りず

家族で川まで出た。

家族全員で花火大会や盆踊りに行くなんて

当たり前のことだと思っていたのに

今こうして一人で出かけてみると

あれはなんて尊い時間だったんだって思う。

数年のことだったけれど

人生でもう二度とない。

 

友達と出かけるようになった中学生。

見回りの先生は

本当は「中学生だけで夜に来るなよ」

っていう見回りなのに

にこにこしてた。

制服じゃない時に

先生に会うと、うきうきして

うれしかったけれど

先生はめんどくさかったかもしれない。

 

 

と、古い日々の自分の幻を橋の上や

川辺の歩道や屋台の(って今や

キッチンカー!)灯りにみていると

一つ目のスターマインがあがる。

 

その後は素晴らしいリズムと

ディナーミク アゴーギクで

打ちあがっていく。

交響曲のように構成されているから

みている人はそれと気づかなくても

花火の一つ一つだけでなく「構成」によって

心が高揚する。

 

最後にみんなで拍手をした。

昔これにすごく感動した覚えがある。

拍手が自然に起こる構成のときは本当に素晴らしい。

 

 

せっかくの

花火を画面で見て撮影しちゃうから

情緒が半減したので反省。

誰もスマートフォンなんかもっていなかった

あの頃の花火の日に戻ってみたくなった。