戦争を体験した人の話は
出てくることばがすべて
心の深いところから出てくるから
重さをもって届いてくる。
被爆者の方の話と
政治家の人の話では
同じようなことを言っていても
こちらの心に届いてくるものの
ちがいに驚いた。
それは政治家の人が悪いのではなく
体験したということの
あまりの重さによるものである。
語る「経験者」がいなくなっていけば
どれほど「伝承者」が語っても
そこまでの重さは感じられずに
人々の中に戦争の肯定はじわじわと
取り込まれ
地球に核の脅威が近づいてくる。
普段はわすれてしまっているけれど
折に触れては
考えておきたい。
折に触れては
伝えておきたいと思っている。