梅雨の合間に「運動会」は実施された。
昨年度はさまざまな行事をしかたがないとあきらめ
ていた各学校も今年度は工夫をしながらの実施が
多い。
学年ごとになったり、種目を減らしたり、
6年生の楽しみにしていた騎馬戦など
人と接する競技はなくなったり
観戦するときの距離が友達と2mもはなれて
いて仲良く話せなかったり、
勝っても声をあげてばんざーいと言わない
というルールまであったりして
さぞ窮屈だろうと思ったのに
それでも子どもは楽しい、楽しかったと笑顔で
いうのである。
子どもの順応力というか
素直さには、もう本当に感服する。
優勝発表のコールに
しずかに手をあげて「ばんざーい」を心の中で言う子と
まちがって声をだしてしまった子をだれもせめない雰囲気
ちょっと泣けてしまうようなせつなさとあたたかさが
あって、何をだかわからないんだけれど
「守り抜こう、頑張ろう」という気持ちがこみあげてきた。
大人も、しずかに「ばんざーい」を心の中でいう素直さと
何より誰もせめない雰囲気を子どもから学ぶべきではと
思った。