過去にあたった光の先は |  ろぜのポジ♪ブロ ~RAINBOW~

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大仏の真下に埋められていた刀が

聖武天皇の「陽寶劔」と「陰寶劔」で

あるということがわかったというニュース

に心を動かされた。


きっと長く研究されてきたのだろうが

それが「今」わかったということや

「とおい過去」のことを骨身をけずって

研究している人がいることを思う。

とおい過去のことを研究するのって

気が遠くなるような仕事のように思える。

何年もかけて研究してもそれはやっぱり

たいした史実につながっていかないと

わかったときや結果が出ないという行き止まり

にたどりついたときは

どんなに苦しいだろうと思う。

数年前に発掘にかんして不正が

あったニュースが流れたが

結果がでない過去の研究の

苦しさについて知ったことも思い出す。



わたしがやっている仕事は

未来を創る仕事である。

行き止まりがあってもたいてい

いくつも他の道がある。


でも実は

気が遠くなるような過去の研究を

している仕事もまた

未来を創る仕事なのではないかと

思う。


宇宙誕生以来

とまらなく同じ速さで流れ続けている

「時間」はいつも過去から今を通って

未来へと流れているから

過去のどこかに光が射したとき

その光の行く先にわれわれの未来は

ありその光が届いていくと考えられるから

である。



聖武天皇の刀にあたった光は

未来のどこかに確実に届いていくものと

思い、その研究を成し遂げた人に

深い敬意を持ちます。