大変ひさしぶりに
中島みゆきを聴いてみた。
不思議だけど高校生の頃は
みゆきの曲の中でも
「どろどろ~」とした曲が好きで
「HARF」という曲がいっとうおきにいり
だった。わかって聴いていたのか?
「魂の半分が足りない…」と高校生が思う
というのもこわい。でも、そのころ本気で
そうだそうだと思いつつ
夜中に起きて聴いていたのだ。
もし自分の子どもがそんな女子
だったらいやだなあ。
「うちの子ひょっとして…」
とよけいな心配をするにちがいない。
年齢があがったらどろどろは好きじゃなくなり
いっとうおきにいりは「Maybe」にかわる。
これだって最初は分かって聴いてたのかな~、だ。
やっとこの曲の年齢になってきたかな?
今、歌ったら少しは似合うかな?
「何でもない わたしは大丈夫 傷つかない」
こういう暗示を知らずかけているのは女が
多いように思う。そしてみごとに暗示にかかり
乗り越えられるのも女ではないかと。
この歌を聴いているといつの間にか
強い自分を演じていて
演じている自分が本当の自分に
なっていってしまうのだ。
しかし…。難しい。
歌えない!考えていることは
確実にこの曲に重なってきているのに、
みゆき本人以外だったら
どんな声質でどんな音域持ってたら
この「Maybe~」が
歌えるのだ?