前々回、イチゴ🍓ジャムのお話を書きましたが、そのジャムに使ったフラクトオリゴ糖について、ぜひご紹介したいので、記事にまとめました。




実はこの記事、書き始めたのは2ヶ月以上前だったのですが、書いては直しの繰り返しでなかなか仕上がりませんでした。


普段の記事でも文才が無いために結構時間がかかってしまっているのですが、今回は健康に関することでもあるし、いい加減なことを書かないよういつにも増して正確を期さなければ、と気合が入ってしまいまして、


そうすると、ほんの小さなことも気になりだし、分かっているはずのことでさえ調べたり。


もちろん、書いているうちにどんどん疑問が浮かんでくるし、調べるとさらに新しい情報を足したくなって来るしで、全然終わらなかったのです。


それはさておき、今では我が家で(特に私にとって)欠かせないアイテムになったフラクトオリゴ糖❗️

その素晴らしさについて紹介したいと思います。



長くなってしまったので、3回に分けました。


【前編】

*フラクトオリゴ糖とは


【中編】

*フラクトオリゴ糖を知ったきっかけ

*フラクトオリゴ糖と酪酸菌

*酪酸の効果


【後編】

*フラクトオリゴ糖を含む食品

*フラクトオリゴ糖の効果

*我が家の活用方法




  フラクトオリゴ糖とは


「よくオリゴ糖がいいって聞くけど、砂糖とどう違うの?」

「そもそも何?」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。


うちで使っている、ニチガさんのフラクトオリゴ糖のパッケージ



まずはオリゴ糖を調べてみました


以下、厚生労働省のe-ヘルスネットからの引用です。

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単糖が2個から10個程度結びついたもので、少糖類とも言われています。
ただし明確な定義はなく、ショ糖・麦芽糖・乳糖などの二糖類も本来はオリゴ糖の仲間といえますが、一般的には3つ以上の糖が結びついたものをオリゴ糖と呼んでいる場合が多いようです。

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文章だけではわかりにくいと思うので、少し補足します。



糖類とは


糖類を構成する単位物質を単糖といいますが、この単糖がいくつか繋がって糖類ができています。単糖のつながる数によって二糖類、三糖類、多糖類などと呼びます。


 


(図は マイベストプロより)



e-ヘルスネットによれば、


「はっきりとした定義はないものの、二糖類から十糖類くらいまでの少糖類のことをオリゴ糖という、

しかし一般的には三糖類のものを指してオリゴ糖と呼んでいるようだ」ということでした。



上の図は「マイベストプロ」というサイトで、内科医の松田友和先生がお書きになった記事からの引用です。


ブルーの背景のところがオリゴ糖とのことで、とてもわかりやすくまとまっていました。


この図では、少糖類の中で難消化性をもつものをオリゴ糖としています。


例外(トレハロース)はあるものの、三糖類がオリゴ糖である、ということになっていますので、一般的にな使われ方と一緒です。


       


で、結局フラクトオリゴ糖とは?


上の図で、フラクトオリゴ糖は三糖類で、構成する単糖はブドウ糖(紫色)1つと果糖2つだと理解できます。一般的にはそれでよさそうですが、厳密にいうともうちょっと補足があります。


(すみません、理系の血が騒ぐものでつい😅)


実際には下の図のようにあと2つあるのだそうです。



なんか、トオリゴ糖になってますが、ただの誤植と思われます😆


フラクトース(フルクトースと同じ)の数が違うバリエーションが3種類あるってことですね。


いやもう、この辺でいいよ、と言われそうですが、もう一つ😅


この図にはないのですが、フラクトースがもっとたくさんくっついて多糖類になったものが、イヌリンです。


イヌリンといえば、最近水溶性食物繊維として注目されているようですね。


こちらもフラクトオリゴ糖と同じように、腸内フローラを整える働きがあるということですが、私はまだ試してみたことはありません。


菊芋やニンニク、ゴボウなどにたくさん含まれているようです。



消化性糖と​難消化性糖


前に書いた「糖類とは」の最後の方で、オリゴ糖は一般的に難消化性のものを指していると書きましたが、その説明をします。


難消化性糖とは、ヒトの消化酵素で消化(分解)されない糖という意味です。


二糖類のショ糖(砂糖)や麦芽糖(水飴)などは消化性糖といい、文字通り消化されて単糖類(ブドウ糖や果糖など)に分解される糖類です。

分解されてできた単糖類は、小腸から血管内に吸収され細胞のエネルギー源となります。(「血中のブドウ糖=血糖」ですから、血糖値を上げます)


これに対しフラクトオリゴ糖をはじめとするオリゴ糖は難消化性糖と呼ばれ、食物繊維(セルロースやペクチンなど)と同じで人の消化酵素で消化されないため、小腸をスルーしてそのまま大腸まで進み、大腸に住んでいる腸内細菌(善玉菌)の餌になります。


だから、糖なのに血糖値を上げないばかりか、私たちの体に有用な短鎖脂肪酸などの産生もしてくれる、すばらしい糖なんですよね。


オリゴ糖、控えめに言って、最高です!




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