なかないで | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

昨日、だーさんは会社の飲み会でした。

朝会社に送り、夜お店に迎えに行きました。
飲み会がある時のパターンです。

だーさんにとって、仕事は戦いですが、飲み会も戦いです。
中間管理職の仕事は飲み会にも持ち込むので疲れるらしいです。

部下の本音を拾い、気分良く仕事に向かえられる環境を整える。
上の人の腹を探る。
相手に分からないように、悟られないように、裏を読む。
自分の役割を見極める。
そんな場なのだそう。

飲み会でまで頭を使うのだから疲れるだろうと思います。

オンとオフの切り替えが上手に出来ないからいつもオン。

私は頭がゆるいからそんなことしたら頭がパンクするしそもそも出来ないな。

そんな疲れもあり、だーさんは昨日今日と少し飲み過ぎていました。

だーさんは、
「毎日、バイクを運転しながらGreeeeNの『愛唄』を口ずさんで泣いてる」
と言いました。

自分のせいで私の道を間違えてしまったんじゃないかと思うのだそうです。

私の道は他にあったんじゃないかと。


ただいまと玄関のドアを開けて帰ってくる時はそんな気配を消してたんだね。

「飲み過ぎちゃってちょっとおかしくなっちゃった」

と言って愛唄をリピートして涙をポロポロ溢すだーさん。


否定されることも堪えるけれど、自責に苦しむ姿を見るのも同じくらい堪える。

自責で辛い顔をしているだーさんを見ながら

「私はこれが自分で選んだ道なんだよ、そんなこと思わなくていいんだよ。笑って過ごそうヨ。」

そう笑顔で答えるけれど、私も自分がこんなふうだからそう思わせてしまっているんだと自責する。

お互いに自責し合ってしまったら潰れてしまう。

強い心が欲しいな。