もうすぐお別れの時が来る。
これほど生きる事に執着した子に出会った事はない。
これほど生きる事に拘った子に出会った事はない。
限界の限界まで生きた子に出会った事はない。
ボロボロの姿になっても、それでも生きるのは自分自身のためなのか、それとも自分を愛してくれた人たちのためなのか。
多分両方なのだろう。
私は辛い時、苦しい時、いっそのこと死んだ方が楽になると思った事がある。
生きている方がずっと苦しくて辛いと思った事がある。
そんな中、彼女は生き続けてきた。
何でそんなに辛いのに、苦しいのに、生きる事をやめないの?
もう楽になっていいんだよ。
そう思ってた。
でも、彼女は辛くても苦しくても生き続ける事を選んだ。
だけど、もうすぐその時間が終わる。
とことん生きた証を残して終わる。
あなたに出会ったのは運命だった。
出会うべくして出会った。
あなたは私たちに出会えて幸せでしたか?
私はあなたに出会えて幸せでした。
ありがとう。
あなたを褒めて褒めて、笑顔で見送りたい。
でも、淋しい。
やっぱり笑顔では見送れる自信がない。
ごめん。
泣いて送られたくないよね。
笑顔で見送られたいよね。
だから、今いっぱい泣いておいてもいいかな?