ころしてもいいの? | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

今朝、だーさんを見送るのにマンションの玄関先に出ていました。

小学生の男の子が3人。

集団登校のために同じ敷地内の子が集まります。

低学年の男の子2人と中学年の男の子。

季節的に終わりに近いセミが地面に落ちていたようで、ビビビと鳴いていました。

低学年の男の子らがそのセミにビビっていると、中学年の男の子がセミを掴んで飛ばしました。

でも、セミは飛べずにそのまままた落下。

すると、中学年の男の子はそのセミを踏み潰して殺しました。

セミは、潰される瞬間、ビビと鳴きました。


低学年の男の子の一人は
「踏んだら死んじゃうよ・・・・」

中学年の男の子は
「そうだよ、どうせもう死ぬんだからいいんだよ」

低学年の男の子2人は無言でそのセミを見つめていました。



私が子供の頃、男の子がトンボのお尻に糸をつけて飛ばしたのを見た事があります。
殺しているのは見なかったけど、乱暴な子は足をもいだとかなんだとかって武勇伝みたく語る子はいました。


私は女姉妹だったので男の子の成長過程がわからないです。
保育士をしていたけれど、私は生き物の命を教えてきました。

男の子は女の子よりも残酷なのかな?
「もうどうせ死ぬんだし」って平気で殺せるものなのかな?

でも、私はゴキブリは殺す。
ゴキブリを殺すのもセミを殺すのも同じと言えば同じ?

害虫か害虫じゃないかの違いなだけで、虫は虫。

人間は結局勝手ということなのでしょうか。

子供の一言にゾッとしたあとに、自分のやっている事に考え込んでしまいました。