発達障害の特徴を考える ⑦怒り易い・常にイライラする・気分変調が激しい | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

最初の記事 序章は コチラ
①コミュケーションが苦手 は コチラ
②感覚過敏 は コチラ
③薬剤への過敏反応 ④衝動制御が困難 は コチラ
⑤フラッシュバックと過剰な記憶力 ⑥ファンタジーへの没頭 は コチラ

⑦怒り易い・常にイライラする・気分変調が激しい

これは衝動制御が困難と繋がる部分はあるかと思います。
けれど、それとは違って
「何で自分はこうなんだろう」
「どうしてうまく生きられないんだろう」
みたいな、自分自身へのイライラ感的なものによる怒りみたいなのはあると思います。

例えば、イライラして私に当たった後、当たった自分にまたイライラしてイライラが増幅してしまうとか、何か思うようにならなくてフツフツと怒りが湧いて来て「どうせわかってくれない」みたいな総合的な不満が怒りになるというか。

あと、さっきまで笑っていたはずなのに、何かがきっかけになってイライラモードに入るときもあります。

「え?なんで?」みたいな。
本当に些細な事なのだけど、だーさんにとっては些細ではないのでしょう。
些細じゃないから気分が急激に変わってしまうのだろうと思います。

人は誰でも自分のことをわかってほしい理解して欲しいという欲求はあります。
それって、発達障害だからとか精神疾患だからとか健常だからとか関係なくって人間なんてみんな自分のことわかって欲しいって当然の欲求なんですよネ。
ただ、世の中というのは、全員に理解してもらえるわけでもなければ、全員に理解される必要もないわけで。

けれど、『わかって欲しい』という気持ちが拘りや執着に繋がっていって、そのうち『わかってくれない』に転化されていくと、そこでイライラしてしまうのだと思います。

「この辛さはなった人間じゃないとわからない」
「この苦しみは誰にもわからない」

その通り大正解なのだけど、その先に「わかってよ」という願望がくっついてくるために、イライラが出てしまうのかな?って思ったり。

そういう私も、しんどい時は思います。
「こっち側の辛さとか苦しみだって、なった人間じゃなきゃわかんないでしょ」と。
で、その先には「わかってよ」という願望がくっついてます。(笑)

それでもだーさんは、随分と怒りとか苛立ちとかは少なくなってきました。
漠然とした怒りとかはあるけれど。
大きく言えば、人類への怒りみたいな?
スケールでかすぎでしょって感じですが。

私に対して怒りを顕わにすることは最近は殆どありません。
イライラしてるなーって感じの時は、私も距離を取るようにしているし、だーさん自身も制御しようと努力をしています。

結婚して何年か。
まだ病気になる前に、いっきなりプツっと切れて罵詈雑言浴びせられて、この人の本性ってこれなん??って思った事が何度かあったんです。
まぁ、病気の時もブツブツと切れて罵詈雑言ありましたけど、そう考えると今が一番平和なのかも知れません。(笑)

つづく