発達障害の特徴を考える ③薬剤への過敏反応 ④衝動制御が困難 | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

最初の記事 序章は コチラ
①コミュニケーションが苦手は コチラ
②感覚過敏 は コチラ

③薬剤への過敏反応

実はこれ、だーさんにはあまりありません。
ただし、アレルギー的な反応としてシップを貼るとかぶれて赤くなるとか、合わない塗り薬を塗るとかえって悪化する、というのはあります。
これは皮膚が敏感であるということとすれば、前項の《触覚過敏》の部類になるのかも知れません。

飲み薬に関しては、どちらかと言えば飲みなれている事による耐性というか。
もともと薬を飲むことへの抵抗感というものはあまりなく、どちらかといえば薬を飲むのは好きな方かも知れません。

昔からちょっとの風邪でも病院に行って薬を貰ってきていましたし、私が少し風邪をひけば「何故病院に行かないんだ!」とやたらに病院に行くことを強要していた時期もありました。
私は逆に病院に行くのはあまり好きではないし薬を飲むのもあまり好きではない方なので、双方考え方の違いで口論となった事もあります。

話しはそれましたが、薬剤への過剰反応はだーさんにはあまり当てはまりません。

④衝動制御が困難

だーさんは感情のコントロールの制御は出来ます。
出来るといっても、多分無理やり頑張って制御しているのだと思います。
社会生活では。

なんていうか、通常であれば誰かに腹を立てたとしても「この人はこういう人なのだから相手にしても自分が疲れるだけだ」みたいになり、自分なりにコントロールをするのでしょうけれど、だーさんの場合は腹を立てると根に持つ事があり、いつまでもいつまでも拘り続けます。

子供がよくする
「じゃー、もういいよ!」とか「ああ、もうどうでもいいや」みたく投げやりな行動に出たり、一度不機嫌になるといつまでもひきずってしまうところがあり、そうなると

「気分転換でもしよか?」
と言っても
「無理!」
とシャットダウンされます。
そういうのは自分がそう思わないとダメですね。
人が口を出しちゃいかんことだと学びました。

ODや自傷は衝動性の制御が困難となった結果でもあります。
ODや自傷は最近ないですけど、やはり衝動制御が困難な度合いが強いほど、ODや自傷に繋がっていました。

感情のコントロールは何も全てを抑え込む必要はないはずなのに、抑え込まなくても良いものを抑え込み、そこは抑えるところでは?という所で抑えられないという反対の定義みたいなものが出来上がってしまっていて、そこに私は時々振り回されてしまうわけです。
「あなたは本当は何をどうしたいの?」と。

難しいです。