発達障害の特徴を考える ①コミュニケーションが苦手 | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

最初の記事、『序章』はコチラ

①コミュニケーションが苦手

だーさんは

『自分が社会で生きていく為に得た術』

という意味においてのコミュニケーション能力は高く、実社会において不都合はないようです。
人に合わせるという事も『生きる術』として学んでいるので孤立するということはありません。

しかし、基本的に人間関係の構築は苦手です。
例えば会社の呑み会などは行きたがりません。
それを『仕事のひとつ』として考えれば参加もするし、人を笑わせもしますしノリもあります。
けれど、それは多分作っているものだと思います。
盛り上げなきゃいけないとか、ノリが悪いと思われたくないとか、そういう思考が働くんですよネ。
自分が盛り上がるとか、自分がノリノリになるとか、そういうのってないです。

だから、自分から人の輪に入る事や、友人を多く作るなどの行為は苦手ですし、面倒だと思う人です。
面倒だと思うということは、それだけ普段無理をしている証拠というか、自然体ではないということなのでしょう。

人としゃべるのに、何をしゃべれば良いのか、共通する会話を導き出さなければならないとか、相手と共感しなければならないとか、そういったコミュニケーションは苦手なのだと思います。

作っている自分と、本来の自分。
キャラの自分と素の自分。
この相反する自分とのギャップ。

このギャップが『生き難さ』の1つになるため、社会生活を営む事自体が疲れるのだろうと思います。


②につづく