鉄腕DASHで見えてくるもの | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

ずっと長いこと、鉄腕DASHを見ています。

今、DASH島の開拓をしていて、無人島で水路を作ったりトロッコの線路を作ったり、井戸を作ったりしています。

ふとね。

島を開拓して何の意味があるのだろうかと。
彼らも平均年齢40歳。
この先10年やり続けるのだろうか?
開拓したところで何になるのだろうか?

そんなことを思ったわけです。

でも、彼らはそれらをあれこれ考えているようには到底見えないわけですよね。
ひょっとしたら、リーダーか誰か、老後に本気で住んじゃうんじゃない?って思うくらい一生懸命、生き生きと行動をしています。
拾ってきたもので、今ある材料で、時におすそ分けしてもらい。
そこに文明の利はない。

そして、何かを作る為に勉強をしてる。
クレーン城島だったり、棟梁山口だったり。
彼らの本職は歌手。
役者をやったり、MCをやったりというのは他のアイドルでもやっていることだし、『芸能界での芸能活動のひとつ』という括りではアイドル業の1つ。
でも、彼らがやっていることって、正直言ってアイドルとしては必要のないスキルだろうに、彼らはずっと前から村のため、海岸のため、島のためにスキルを磨いていく。

しかも、楽しそうにやっている。
一つ一つ、長い時間をかけ、コツコツと。
勿論、そこにはギャラというものが発生するけれど、嫌だったらやらなくったっていい事。
けど、彼らはあそこではアイドル業とは別の次元にいるような感じがするんです。

いつも行き当たりバッタリ。
失敗を繰り返しながら成功を導き出す。
作り出したものを売るわけではない。
作り出したものへの感謝と喜び。

ああ、そうか。
本来の人間の姿ってそこなんじゃないのかな。

そんなふうに思ったわけです。

スーパーに行けば、欲しいものは手に入る。
お金があれば欲しいものが買える。
そこにあるのは、なんだろう。
満足感?

買ってきた野菜に日々感謝するか?
苦労して作ってくれたお百姓さんに、食べられる野菜に感謝するか?

『いただきます』
は、作ってくれた人への感謝と食べられる命への感謝。
そういう思いで言ってるけれど、上っ面だったような気がする。

水への感謝、食べ物への感謝。
作る人への感謝。

それは、地球への感謝。
生きとしいけるのもへの感謝。

そして、生かされていることへの感謝。

人は、貪欲であるほど苦しい。
人は、満たされないほど苦しい。

ただただ、生かされているものなのだと思えば、辛さや苦しみから解放されるのかな?

え・・・。
私何が言いたかったんだっけ。

わからんようになってきてしまった。

まぁ、いっか。苦笑

とにかく、私は彼らに

『素直に単純に生きる』

みたいなものを教わっているような気がする。

そんなお話しでした。(笑)


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