2026年7月12日夏の甲子園予選ベスト10(1) | ロロモ文庫

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10位は静岡大会2回戦の日大三島対沼津東で、4年ぶりの甲子園を目指すシード校・日大三島は沼津東を下し初戦突破。0対0の5回、1死一、三塁で3番・窪田紘樹一塁手が2点適時二塁打を放って先制すると、勢いに乗ったチームはこの回に一挙に6得点。  投手はエース右腕の山本詠太が1安打無失点で完投勝利を挙げたわけです。

9位は東東京大会2回戦の海城対麻布で、海城が麻布との進学校対決を5回コールドで制し、初戦を突破。右肘を痛めた春のエース宮本昂弥投手に代わって背番号1を託された2年生の渋谷武登投手が、5回1安打無失点の快投。初めて立つ神宮のマウンドに「緊張はしていたのですが、なんとか試合を作れば、あとは先輩が打ってくれると信じていました」と渋谷はコメント。梶徹監督は「うちはディフェンスを最重視しているチーム。守備でリズムを作り、それが攻撃につながった」と投打のかみ合った勝利を振り返り、渋谷については「期待していた通りのピッチングだった。ストレートが走っていたし、コーナーへの制球も良かった」とたたえたわけです。

8位は大阪大会2回戦の東大阪大柏原対日新で、昨夏、決勝で大阪桐蔭を破った大阪王者の東大阪大柏原が5回コールド大勝で初戦突破。初回2死満塁で6番石井爽太外野手の押し出し死球で先制。2回には四死球で出塁すると、犠飛や長打で3得点。リードを4点に広げました。東大阪大柏原は2027年度以降の生徒募集を停止し、昨年12月に野球部OB会・後援会総会で、将来的に同じ運営母体の東大阪大敬愛で硬式野球部を創部して引き継ぐと発表。村上学園の村上靖平理事長は「柏原のいい部分は敬愛で引き継いで、新しいものを作り上げようと考えている」とコメント。東大阪大柏原の閉校後は土井健太監督に東大阪大敬愛の監督も託す意向で、柏原での指揮は閉校前の2028年夏が最後となる予定になっているわけです。

7位は静岡2回戦の静岡対駿河総合で、昨夏、静岡大会準Vのシード校・静岡が駿河総合を6対0で下し、2021年以来5年ぶりVへ好発進しました。2回に2死三塁から9番の中川翔仁中堅手が左中間へ先制二塁打。その後も着実に加点し、投げてはエース左腕の鈴木颯真が2安打13Kで完封。静岡勢最多の春夏通算43回の甲子園出場を誇る名門が、3回戦進出を決めたわけです。

6位は滋賀大会2回戦の滋賀短大付対膳所で、昨春の甲子園に出場した滋賀短大付が膳所を下して16強入りを決めました。勝利に貢献したのは主将を務める3番遊撃の北嶋 朔太郎で3打数3安打3打点の活躍を見せました。「腹を括って、僕が打つしかないと思っていたので、良い結果につながって良かったです」と振り返った北嶋は甲子園に出られなかった昨夏の悔しさが成長の原動力になっているとコメント。 守りではエース左腕の西村健吾投手が4安打で1失点完投。「中盤くらいの左バッターへの真っすぐとカーブが良かったです」と丁寧にコースを突く投球で凡打の山を築きました。スタメンは10人中6人が身長160センチ台と小柄な選手が多く、西村も163センチ。「公立より公立らしいです。コツコツやっています」と保木淳監督はコメントしたわけです。

5位は滋賀大会2回戦の近江兄弟社対虎姫で、昨秋4強の近江兄弟社が虎姫との接戦を下して3回戦進出を果たしました。チームの大黒柱はエース右腕の國友大輝投で横手から緩急を使った投球が持ち味で、初回こそ2失点を喫しますが、2回以降は立ち直り、安定した投球を見せ、9回表を終えた時点で5対3とリードします。 しかし、9回裏の一死一塁から左前安打を打たれたところで國友が右足を攣るアクシデントに見舞われ、何とか二死までこぎつけますが、満塁と一打同点のピンチとなり虎姫の2番・桜 淳士内野手)にライト前へと運ばれます。三塁走者に続いて二塁走者も同点を目指して本塁に駆け込みますが、右翼手の奥康陽が本塁へストライク投球。判定はアウトとなり、近江兄弟社が劇的勝利を収めました。「入部した時は外野で守備が一番下手くそなレベルだったんですけど、ノックを受けまくって、積み上げてきたものがこの試合でできて本当に良かったと思います」と奥はコメント。「真面目にコツコツやる子。ノックのバックホームも手を抜かずにやっているので、その繰り返しがあのバックホームになっていると思います」と森地道之監督も認める努力家なわけです。

4位は埼玉大会2回戦の開智未来対北本で、開智未来が北本に快勝し、2試合連続のコールド勝ちで3回戦進出を決め、創部10年で初の2勝を挙げました。初回、無死満塁で4番DH巷野拓夢が左中間へ走者一掃の適時三塁打。打線は勢いそのままに打者一巡の猛攻を見せ、この回一挙7点を奪います。投げては先発の寺内斗冴投手が6回2安打無失点の快投。身長163センチと小柄ながらダイナミックなフォームで北本打線を封じました。「僕たちは確実に強くなってきているので、ここまでは当たり前という気持ちです。本当の恩返しはここからだと思っています」伊東悠太監督はジャイアンツアカデミーで指導した経験を経て、その肩書を手放し、バックパッカーとして世界一周の旅へ。エルサレムで出会った男性から「世界はいろいろな花が咲く庭だから美しい」と教えられ、「他者を理解することこそ平和につながる」と考えるようになり、その思いから野球部は「世界平和」を活動理念に掲げ「野球人ってすごいなと言われる人間になってほしい」と甲子園だけでなく、ユニフォームを脱いだ後も社会で信頼される人材の育成を目指しているわけです。

3位は埼玉大会2回戦の埼玉栄対大宮武蔵野で、この春ベスト16でDシード埼玉栄とスタメン全員1、2年生の大宮武蔵野との一戦は埼玉栄が7対2で大宮武蔵野を下し初戦を突破。埼玉栄は昨年11月に山内洸介監督が就任して、基本的にバントをしない攻撃的戦術を執っており、この日も犠打0とノーバント。山内監督は「初戦ということでとにかく硬かった。基本はエンドランですが相手のキャッチャーもうまかった。ただ、エラーは出なかったので大丈夫かなと。コールドで決めたかったですが初戦なので彼らの甘さが出た。まずは次戦までに彼らの本来の力を出してもらえたら」と振り返ったわけです。

2位は千葉大会2回戦の専大松戸対四街道で、今春のセンバツで4強に進出し、第1シードの専大松戸が四街道との初戦を12対0のコールド勝ちで突破。打線は15安打を放ち、2本塁打を含む10本が長打になるなど持ち前の攻撃力を発揮。先発した小俣太陽投は5回参考ながら1人の走者も出さない完全投球を披露。この試合「3番・遊撃」で先発し4打数3安打4打点と活躍した主将・高貝規仁内野手は「久しぶりの公式戦でしっかりチャンスで打ててよかった」と振り返り、持丸修一監督は「これから苦しいところも出てくる。今日の悪かったところも反省して次に備えたい」と冷静に次戦を見据えたわけです。

1位は山梨大会2回戦の山梨学院対巨摩で、昨夏代表の山梨学院が巨摩を4対0で制し、準々決勝進出を決めました。山梨学院は初回、1番石井陽昇がレフトスタンドへ先頭打者本塁打を放つと、2回には二死満塁で2番金子舜が左前への2点適時打を放ち、7回には4番倉田雄星の右翼前適時打で追加点。投げては先発・檜垣瑠輝斗が5回を1安打無失点と好投すると、6回から登板した渡部瑛太も3イニングを無安打無失点。最後はドラフト注目の菰田陽生が締め、完封リレーを飾ったわけです。