ウルトラマンレオ 第14話 | ロロモ文庫

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必殺拳! 嵐を呼ぶ少年

アンタレスと戦うウルトラマンレオ。両手のハサミでウルトラマンレオの両手を固定し、尻尾を背中越しに伸ばして、ウルトラマンレオの左肩を刺すアンタレス。「いかん」マッキー3号からパラシュートで出て、アンタレスに杖を投げつけるダン。ひるんだアンタレスに一斉に攻撃を仕掛けるMAC。姿を消すアンタレス。

城南スポーツクラブも空手道場で大暴れする青年。そこに現れるダン。「待て。他流試合は禁止されているはずじゃないのか。しかも大村さんの留守に」「……」「君は?」ダンを見つめて去っていく青年。道場に左肩を押さえて入って来たゲンに大丈夫かと聞く百子。「なんでもない。それより何があったんだ」道場破りだと言うトオル。凄く強い奴ですという猛。「おおとりさん、今、すれ違わなかったですか」

怪獣が青年の姿でやったきたとゲンに言うダン。「どうしてここに」「狙いはレオだ。怪獣アンタレスには両手のハサミの他に、毒を持った尻尾の攻撃がある。レオが尻尾の攻撃の対策を編み出す前に先制攻撃をかけてきたんだ」「……」「猛君、大村さんに連絡を取ってくれ。この道場はしばらくMATが借りる」

男性隊員を道場に呼び、空手着に着替えさせ、猛に聞くダン。「みんな、背後からもう一人が現れて、頭を攻撃されたようだと言ってるだな」「はい」「そうか。青島、明石。二人がかりでゲンと戦うんだ。絶対に力を抜くな」青島と組むゲン。青島の背後からジャンプしてゲンに蹴りを浴びせる明石。本部からの通信で怪獣が現れたことを知る青島。「わかりました。ただちに出動します」「待て。ゲンと青島と明石はそのまま練習を続けるんだ。他の者は急げ」

報告を受けるダン。「犠牲者8名。怪獣はほとんど無傷です」「練習を続けるんだ」「隊長。この練習は一体何のためですか。道場破りの青年の対抗策を教えるために、なぜMACの隊員が協力しなければならないんですか」「……」「行かせてください。このままでは怪獣は暴れ放題です」「青島、明石。練習を続けるんだ」

道場を出るダンに走り寄るゲン。「隊長」「なぜ事情を話さないかと言いたいんだろう」「そうです」「言ってどうなる。青年は怪獣だ。そういえば隊員たちは青年を攻撃するだろう。今のMACで怪獣に歯が立つか」「……」「レオは奴に両手を攻撃されて、尻尾での攻撃を食い止める技を身に着けてないが、レオがいる限り、怪獣はおちおち暴れられん。必ず青年の姿で戻って来る」「……」「道場に戻るんだ」

青島と明石に練習につきあってくださいと土下座して頼むゲン。「青島隊員。お願いです」「うるさい。いつも特別扱いされてるっていい気になるな」「明石隊員」「うるさい」道場から出て行く青島と明石。入れ替わりに入って来る百子と猛とトオル。「あーあ、せっかく夜食作って持ってきたのに」「……」「隊長さんがいけないのよ。これじゃますますおおとりさんの立場が悪くなるだけだわ」「……」「大体、変な道場破りのためになぜMACが出て来るのか僕にはわかりませんね」「猛、違うんだ」「違うって何が違うんです」

野原で両手を棒で縛り、猛に竹刀を持って攻撃させるゲン。「猛、打つんだ」「……」「猛、どうした。休むな」「おおとりさん。やめてください。もういやだ。もうこれではスポーツとは言えません」「猛、打ちこんでこい」ゲンに猛然と打ち込む猛。二人とも頑張れと叫び土管から足を滑られて転落するトオル。「危ない」落下するトオルを逆立ちして足で受け止めるゲン。「できた」

道場に戻るゲン。畳の上に正座する青年。あれが昨日の道場破りだそうだとゲンに教える青島。「お前としか戦わんということだ」激しく戦うゲンと青年。ゲンの両腕をがっちりつかみ、人間には見えない尾を背後から繰り出す青年。一回転して青年の胸に背をつけて、尾の先を足で蹴るゲン。道場から飛び出しアンタレスになる青年。ウルトラマンレオに変身するゲン。両手のハサミでウルトラマンレオの両手を固定し、尻尾を背中越しに伸ばすアンタレス。一回転してアンタレスの胸に背をつけて、尾の先を足で蹴って切断し、勢いを失ったアンタレスの首を、ウルトラマンレオをアンタレスの尾の先を投げつけて切断するのであった。