ウルトラマンレオ 第6話 | ロロモ文庫

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男だ! 燃えろ!

会議に出席するために地球に戻り婚約者の洋子と過ごす宇宙ステーション勤務の白土隊員。「じゃあ、おおとり。洋子さんのことを頼んだぞ」「ああ」しかしカーリー星人に殺されてしまう洋子。「畜生」ウルトラマンレオに変身するゲン。

馬鹿野郎と叫んでゲンを殴る白土。「無事に洋子さんを家に送ると言ったのは、おおとり、貴様だぞ」「すまない」「馬鹿野郎。俺は貴様になんか謝ってほしくない。洋子さんは帰ってこないんだ。貴様になんか俺の気持ちがわかってたまるか」「許してくれ」「うるさい。白々しい口をきかんでくれ。俺は貴様の顔なんか二度と見たくない。それにあいつだ。ウルトラマンレオだ」「……」「星人にやられるばっかりで手も足も出なかったと言うじゃないか。あいつに会うことができたら殴ってやりたい」

お前が悲しむことなど一つもないとゲンに言うダン。「悲しむべきは白土隊員の方だ」「……」「なんだ、その顔は。辛いのは私の方だ。同じ宇宙人としてレオを責めたい。不用意に変身したばかりか、星人を倒すこともできなかったではないか」「しかし」「うるさい。言い訳なんか聞きたくない。白土隊員の哀しみを知れ。彼を見て自分のことをよく考えるんだ」白土はカーリー星人を倒すために、宇宙ステーション勤務からパトロール隊に異動し、射撃をするのを知り、二つの丸太棒を縄にくくりつけて、自ら突進させる特訓に励むゲン。

パトロール中にカーリー星人を逃してしまったと話す白土。「やつは眉間が急所のようです。それ以外の部分には弾丸の効き目はありません、しかし十分我々に倒すことのできる相手です」「しかしウルトラマンレオをやっつけた相手だ」大丈夫だと言うダン。「白土隊員は昨夜星人を倒しかけたばかりか、女性を助けた。冷静にやればできるんだ」「それじゃあMACは自信を持っていい」「そういうことだ、では担当地区を発表する。A地区黒田、B地区青島、C地区白川、D地区桃井。白土隊員は自由にしてくれ。君には狙撃を頼む」

ダンにこの作戦はやめてくださいと言うゲン。「つまらぬことを言うな」「確かに眉間は急所だと思いますが、カーリー星人は簡単に急所を見せるはずがありません。それに隊員を単独で張り込ませるのも危険です。そんなに弱い相手ではありません」「思い上がるのもいい加減にしろ」「……」「みんな星人を倒すのに一生懸命なんだ。それがMACの隊員の使命だ」「しかし、このままでは隊員の誰かが傷ついてしまうのは目に見えています」「地球人が地球を守るために命を張っているんだ。宇宙人のお前が何を言う」「……」「一体お前は星人を倒すためにどんな努力をしたと言うんだ。ウルトラマンレオは何をした」「俺だって地球を愛してます。人間を愛してます。地球は僕の故郷です」「それならばウルトラマンレオのざまはなんだ」

二つの先の尖った丸太棒を縄にくくりつけて、自ら突進させる特訓に励むゲンにお前の腕ではカーリー星人は倒せないと言うダン。「白土隊員の射撃の腕の方がまだ上だ」「そんな」「しかし白土隊員の腕だけでも星人を倒すことはできん」「……」「お前のやってるのは訓練でない。この丸太棒にお前を憎しみ突き刺す心はあるか」

ジープでゲンを追いつめるダン。「隊長、やめてください」「ゲン、逃げるな。逃げるんじゃない」「隊長」(ゲン。逃げてはダメだ。このジープに立ち向かうのだ。このジープをジャンプできた時、お前はカーリー星人に勝てるのだ)

A地区に現れたカーリー星人を狙撃する白土。「星人め。洋子さんの仇を俺がとってやる」カーリー星人に殺されそうになる白土。ウルトラマンレオに変身するゲン。カーリー星人を斃すウルトラマンレオ。

洋子さんの仇は取ったとゲンに言う白土。「ウルトラマンレオの協力を得てな。宇宙ステーションに帰る。俺の役目は終わった。ま、お前もしっかりやるんだな」ゲンによくやったと言うダン。「お前と俺はこの地球に住んでいるたった二人の宇宙人だ。命ある限り、この地球を守ろう」「はい」