ウルトラマンレオ 第5話 | ロロモ文庫

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泣くな! おまえは男の子

相模原ピクニックセンターへのバスツアーに親子連れで参加する城南スポーツセンターに通う子供達。つまらなそうにするトオルに僕がお父さんになってやると言うゲン。「僕だけの?」「え」「僕だけのお父さん?」「ああ、そうだよ。さあ、行くぞ」しかしMAC本部から怪獣が出現したと言う連絡を受けるゲン。すぐに行きなさいとゲンに言う大村。むっとするトオルにおおとりさんはねと言う百子。「わかってるよ。おおとりさんはMACの隊員。僕のお父さんじゃない」無理言っちゃいけないわとトオルに言うカオル。後は私に任せなさいとゲンに言う大村。「MACに急ぎなさい」

それは感傷だとゲンに言うダン。「なるほど、トオルに関するお前の気持ちはよくわかる。しかしお前が遅れたために何百人のトオルが出来たかもしれんのだ」「……」「怪獣は月の裏側に逃げたが、休憩してまた襲って来る。お前は見なかったが容易な相手ではない」

ダンが考案し、大村が作った巨大な鉄の鎌を振り下ろすカネドラスを攻略するための機械に対して特訓をするゲン。子供達に跳び箱の指導をし、全くやる気を見せないトオルに対して怒鳴る猛。「なんだ、そのざまは。トオル君、飛べるまでやるんだ」そう言われてもまったくやる気を見せないトオルを見つめるゲンにどうしたと聞くダン。「隊長」「こいつの攻略法はできたのか」「隊長。こんなことをして何になるんですか」「なに?それがこの美しい地球を守ってみせると言った男の言葉か」

たった一人のみなしごに何もしてやれないのに地球だとか人類だとか言うのはむなしいと言うゲン。「屁理屈はいい。こんな機械一つ攻めあぐねてどうするんだ」「……」本部からの連絡を受けるダン。「カネドラスは月を出た。30分後には地球に着く」「僕も行きます」「ここにいるんだ。身体で覚えなければならないことを口や頭を使って逃げ回るような奴は足手まといだ」「……」「まずこの機械を攻略してみろ」

怪獣が来るから批難してくださいと大村に告げるダン。子供達に逃げろと指示する大村。動こうとしないトオルに逃げるんだと言う猛。「だって、飛べるまでやれと言ったじゃないか」「トオル君」猛にここは俺に任せろと言うゲン。「お前は他の子供を連れて批難するんだ」機械に向かって特訓するゲン。馬鹿野郎と叫ぶトオル。「俺なんか怪獣にやられちまえばいいんだ」「馬鹿」トオルを殴るゲン。

ウルトラマンレオに変身するゲン。巨大な角をウルトラマンレオに向かって飛ばすカネドラス。その角を真剣白刃取りの要領でキャッチし、カネドラスを斃すウルトラマンレオ。

跳び箱の練習をするトオル。ゲンに話すカオル。「お兄ちゃん、死ぬ気になればなんだってできるとレオが教えてくれたって言うの」「そうか」「いつまでもお父さんがいなくなったことをくよくよしてはいけない。私のためにも強くならなきゃならないって」「うん」そしてトオルは見事に跳び箱を飛べるようになるのであった。