ウルトラマンタロウ 第44話 | ロロモ文庫

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あっ!タロウが食べられる!

節分の日に鬼は人間の敵だろと聞く一郎と二郎の兄弟。「まあね」「じゃあ宇宙人だね」「まあ、そういうことになるかな」「じゃあZATの人が豆まきをやれば一番いいじゃんか」「そうか。そういうことになるな」神社で嬉しそうに豆まきする光太郎を見て憤慨するきさらぎ星人。「なんということよ。同じ宇宙人のくせに宇宙人をいじめるなんて。裏切りも甚だしい。ウルトラマンタロウめ、人間の味方をしおって」

二郎に年の数だけ豆を食べると体の中の悪い虫が逃げ出して一年幸せに暮らせるんだと教える光太郎。「本当?それで兄ちゃんはあんなに豆を食べるんだな。お兄ちゃんは豆が大好きなんだよ」「豆には栄養があるからな。きっといいことがあるに違いないよ」「でも僕は七つしか食べれないのに、兄ちゃんが十も食べれるなんて不公平だな」「ははは。それは仕方ないよ」

そこに現れるきさらぎ星人。「坊や、たくさん豆を食べるがいい。豆はおいしいよ。豆は人の肉の味がする」「おばあさん、なんてことを言うんですか。つまらないことを言わないでください」「鬼をイジメる奴は許さん。ウルトラマンタロウは人間に食べられてしまう」「なんだと」逃げるきさらぎ星人を追う光太郎。「光太郎さん」「あ、一郎君」オニバンバになるきさらぎ星人。光太郎と一郎に向かって糸を吐くオニバンバ。糸の中に閉じ込められる光太郎と一郎。その糸を丸めて豆にして姿を消すオニバンバ。

お兄さんは死んだと涙する二郎。「畜生。宇宙人のばあさんめ。きっと兄さんの仇をとってやるからな。僕も豆を食べて兄さんのように勇気のある子になるぞ。年の数だけ豆を食べればいいことがあるって東さんも言ってたな」へへへと笑うきさらぎ星人。「もうすぐウルトラマンタロウは食べられてしまうのだ」きさらぎ星人に気づく二郎。「あ、宇宙人だ」「ばれたか」

オニバンバになるきさらぎ星人。「鬼は外。鬼は外」オニバンバに向かって光太郎と一郎の入った豆を投げつける二郎。その豆を棍棒で打つオニバンバ。割れる光太郎と一郎の入った豆。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。「あ、ウルトラマンタロウだ」「二郎」「兄さん。無事だったのか」オニバンバに豆を投げるウルトラマンタロウと一郎と二郎。来年またくるからと叫んで、オニバンバは宇宙の彼方に向かって飛び去るのであった。