ウルトラマンタロウ 第30話 | ロロモ文庫

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逆襲!怪獣軍団

ベムスターに飛び乗る特訓をする海野にもうやめてくださいと言うタカシ。「まだあの怪獣は死んだわけではない。あの怪獣を倒すまでやめないぞ」「僕は冗談で言っただけなんです。もうやめてください」「俺は冗談だとは思っていない。多分君たちの心のどっかに困った時にはタロウが来てくれるという気持ちがあるんだ」「……」「そんな腐った気持ちを君達の心から消すために俺はあの怪獣を倒すんだ」「でもあの怪獣はウルトラマンタロウをやっつけたんです。勝ち目はありません」「勝つんだ。勝つと思うんだ。何をやってもダメだと思っているうちは成功しないぞ」

どんな怪獣もウィークポイントが一か所くらいあるはずだと言う荒垣。「なんとかそれを発見できんもんかな」「そうだ。副隊長」「どうした、上野」「ベムスターは腹にある口でエネルギー源を吸い込みます。ですからそれを利用したら」「そうだよ。すごいエネルギーのある物質を近づければ腹の口で飲み込むに違いないぜ。たとえば濃縮したエネルギー爆弾みないなものを呑み込ませ、腹の中で爆発させればいいんだよ」「しかし海野という青年はダイナマイトを口の中に投げ込んだんだぞ。だけどベムスターは吐き出してしまった」「だから失敗したんだ。ベムスターは口から物を食べないんだ。エネルギーはすべて腹から吸い込む」「そうかもしれん。この際どんなことでもやってみるべきだ。北島、濃縮エネルギー爆弾を作るんだ。南原、上野。ベムスター侵入に備えてパトロールだ。森山君は北島の爆弾作りのコンピューター計算を手伝ってくれ」

ベムスターが現れ、病室から出ようとする光太郎にやめてと言うしおり。「そんな体で行っちゃダメよ。死んでしまうわ」「さおりさん。これが俺の選んだ仕事なんだ。一生賭けてる仕事なんだよ」「光太郎さん」「仕事ができる力があるのに、病院で寝てることなんてできないんだ」「……」「わかってくれよ」

ベムスターの角にロープを引っかけて、ベムスターの頭に飛び乗り、ベムスターの目をナイフで刺す海野。ベムスターの動きが鈍ったと呟く荒垣。「北島。濃縮エネルギー爆弾を撃ち込め」腹に濃縮エネルギー爆弾を撃たれて、動きの鈍るベムスター。ロープを使ってベムスターから飛び降りる海野。ううむと唸るヤプール。「このままではベムスターはやられる。超獣サボテンダーよ。助太刀に行くのだ」現れるサボテンダー。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。サボテンダーを斃すウルトラマンタロウ。最後の手段だと呟くヤプール。「超獣ベロクロンよ。行け」現れてベロクロンを斃すウルトラマンタロウ。二発目の濃縮エネルギー爆弾を撃たれて、爆破するベムスター。ウルトラマンタロウはヤプールの乗った宇宙船を爆破するのであった。