ウルトラマンタロウ 第27話 | ロロモ文庫

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出た!メフィラス星人だ!

ジュースの自動販売機の中から現れたマンダリン草の触手に、足を刺されてしまう健一の所属する少年野球チームのエースの文雄。「いてて」「どうしたんだい、文雄君」「足がピリッとしたんだ」「大丈夫かい」「ああ」「しっかりしてくれよ。君が頑張ってくれないとうちのチームは負けてしまうんだ」しかし試合中に足の痛みを訴えて倒れてしまう文雄。

病院にお見舞いに行ったけど、文雄に会えなかったと光太郎とさおりに言う健一。「あら、どうして」「小児麻痺のウイルスは子供に移る恐れがあるって」「まあ」「あいつ、一人でさみしいだろうな」医者に言われてるならしょうがないなと言う光太郎。「じゃあ、僕が代わりにお見舞いに行ってやるよ」「ありがとう、光太郎さん」

思ったより元気そうだなと文雄に言う光太郎。「光太郎さん、僕の足、治るんでしょう?」「ああ、きっと治るとも」「早く野球がしたいな」「でも焦ったらダメだぜ」「僕は甲子園に出るのが夢なんだ」「そうかい。夢がかなうといいな」

文雄君は小児麻痺じゃなかったと光太郎に言う医師。「もっと難しいマンダリン病です」「マンダリン病?」「あまり例のない奇病ですが、この病気を治す方法はただ一つ。マンダリン草という植物の実の放射線を当てるしかないんです。ZATにはあらゆる動植物の資料が揃っているそうですが、東さん、この植物について御存知ありませんか」「マンダリン草。あ、確か、地質時代の伝説的な植物です。しかしマンモスに食いつくされて絶滅したと聞いてます」

その話を車椅子に乗って聞いてしまう文雄。「光太郎さん、僕の足はもう治らないんだ」「……」「もう僕は一生野球ができないんだ」「文雄君。君の気持ちはよくわかる。だけど君はエースじゃないか」「……」「どんなピンチにも耐えて投げる。それが本当のエースじゃないのか」「……」「僕達はできるだけのことはする。希望を捨てるんじゃない」「でも、僕はもう二度と」「野球ならできるさ。きっと」

メタセコイヤのようにとっくに滅びたと思われていた植物がいくらでも生きていた例があるという荒垣。「みんなも知ってる通り、被害者が続出している。全力を尽くしてマンダリン草を探すんだ」世界中のZATが総力を挙げて探すが、見つけることのできないマンダリン草。

少女が倒れているのを発見する光太郎と上野。「東さん、マンダリン病です」「これで35人目です」「でもこんなところにマンダリン草なんか」「待て。この自動販売機が怪しい」「え」「文雄君は自動販売機でジュースを買ったあと、突然足に痛みを覚えたそうだ」光太郎と上野を襲う自動販売機。「東さん」「上野、撃つんだ」ZATガンを浴びて自動販売機の中からマンダリン草とともに現れるメフィラス星人。

警告するメフィラス星人。「地球人。悪あがきはやめろ。この世はもうすぐおしまいだ。人間は滅び、地球は我々メフィラス星人のものになるのだ」「メフィラス星人。自動販売機の中に忍び込み、子供たちをおびき寄せるとは卑怯だぞ」「卑怯もラッキョウもあるものか。俺はこのマンダリン草で世界中の子供を虚弱体質にしてやる」大暴れするメフィラス星人。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。メフィラス星人を斃すウルトラマンタロウ。マンダリンの実で文雄の足は完治するのであった。