ウルトラマンA 第8話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

太陽の命 エースの命

メトロン星人とドラゴリーとムルチと戦う羽目になるウルトラマンA。同士討ちの形となって、ムルチを斃すドラゴリー。このままではやられるとやむなくエースバリアを使い、メトロン星人とドラゴリーを別空間に送るウルトラマンA。

極度に衰弱して入院した南にすまんと謝る北斗。「君がこうなることを承知でバリアを使ったんだ」「あの場合、バリアで封じ込めないとエースがやられてたわ」「だがバリアの効力は一日だけだ。マリヤ2号は一日では完成しない。となればバリアはいたずらに君を苦しめることになる。許してくれ」「やめて。私は使命を果たしただけ。満足よ」

カプセルに包まれて冬眠状態で浮遊するメトロン星人が発見され、攻撃しましょうと言う山中に、それはまずいと言う竜。「隊長、奴は無防備の状態ですよ」「眠れる獅子を起こすことはない」「隊長」「このまま非常警戒を続ける」

俺と一緒に来いと今野に言う山中。「どこに行くんです」「メトロン星人を爆撃する」「隊長は待機しろと言いました」「いいか。メトロン星人と超獣。このタッグチームにウルトラマンAでさえ苦戦した。だが、そのどっちか一方を攻撃すればその脅威は半減する。そう思わんか」「そりゃ、そうですが」「だとすれば今ヤツを叩くべきなんだ。絶好のチャンスなんだよ」「でも」「腰抜け。メトロン星人は怖いのか」「何言ってんですか。怖くなんかありませんよ。行きますよ」TACアローで冬眠状態のメトロン星人を攻撃する山中と今野。覚醒して姿を消すメトロン星人。

私にはどうしてもわからんと呟く竜。「なぜお前達が私の命令に背き、愚かな行動に出たのか」「隊長命令に背いたのは悪いと思っています。しかし愚かな行動だったとは思いません。あの時、メトロン星人は冬眠状態でした。攻撃で言えば絶好のチャンスだったんです」「黙れ。その判断の甘さが愚かだと言っておるのだ」「わかりません」

今、我々がしなければならないことは一秒でも早くマリヤ2号を完成させ、妖星ゴランを撃破する事だという竜。「となれば、カプセルの中で冬眠状態でいるメトロン星人の方が都合がよかった。メトロンが寝ている間に、こっちはミサイル製造に集中できるからだ。だがお前達は藪をつついて蛇を出す挙動に出たんだ」「……」「どう、思う、山中隊員」

山中隊員はマヤさんを殺されていると竜に言う北斗。「それでメトロン星人に復讐したかったんだと思います」「作戦に私情を挟むなどはTACの隊員として一番恥ずべき行為なのだ」「しかしですね」北斗にやめろと怒鳴る山中。「隊長、私が間違っていました。謹慎でも、退職でも甘んじて受けるつもりです」「馬鹿者、甘ったれたことを言うな」「……」「貴様、我々が今どんな使命を負わされてるか、考えたことがあるのか。南隊員倒れ、猫の手すら借りたいのだ。それをなんだ」「隊長。これからも頑張ります」

マリヤ2号は完成し、打ち上げ寸前となるが、ミサイル基地を襲うメトロン星人とドラゴリー。ゴラン接近のために暴風雨となる地表。「北斗隊員」「夕子。マリヤ2号を打ち上げないと地球は宇宙の藻屑と化してしまう。力を貸してくれ」「星司さん」ウルトラマンAに変身する北斗と南。メトロン星人とドラゴリーを食い止めて、マリヤ2号を打ち上げさせ、メトロン星人を斃すが、エネルギーがなくなってしまうウルトラマンA。ゴランを大爆発させるマリヤ2号。燦燦と輝く太陽エネルギーを受けて復活したウルトラマンAはドラゴリーを斃すのであった。