ウルトラマンA 第7話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

怪獣対超獣対宇宙人

妖星ゴランが地球に向かっていると語る竜。「ゴランは半径3000キロの惑星だ。激突されたら地球はひとたまりもない。七日後には必ず地球に激突する。我々は迎撃ミサイル、マリヤ1号を発射させ、宇宙空間でゴランを粉砕する」

ミサイル基地に行くTAC隊員。「これでミサイル発射準備は全て完了した。我々はシークレットルートで基地に戻る」恋人のマヤに司令塔の通信係になったんだってと聞く山中。「そうなの。秒読みの時の声が震えはしないかとドキドキしてるわ」「落ち着いてやるんだよ」「うん」「そうだ。これ、はめとくといいよ」「まあ」「婚約指輪だ。こんなところで渡すのはムードないけど、お守りになればと思ってな」「ありがとう」

マリヤ1号発射寸前にミサイル基地を襲うメトロン星人。ミサイル基地に急行するTAC隊員。「マリヤ1号は壊されている」「メトロン星人はどこに消えてしまったんだ」「マヤ」「遅かった。基地は破壊された。もう誰も生きていまい」「マヤ」燃え盛る基地に飛び込み、気を失っているマヤを救出する山中。

マリヤ1号は破壊されてしまったのねと山中に聞くマヤ。「もうほかに地球を救う方法はないの」「心配しなくてもいいよ。マリヤ1号は破壊されても設計図は残っている。六日以内にマリヤ2号を完成させれば、地球は救われるんだ。その時までに元気になって、もう一度マヤの秒読みで打ち上げるんだ」「そう。マリヤの設計図は無事だったの」「ああ。兵器開発部の金庫の中に保管してあったからな。いくら宇宙人だってTAC基地の中まで忍び込めないさ」

ヤプールの目的は地球侵略だが、メトロン星人の目的は地球を破壊することにあるようだと語る竜。「どちらも我々の敵であることに変わりはないが。梶君、この6日以内にマリヤ2号を完成できるかね」「6日以内ですか。うむ」考え込むことはないでしょうと梶に言う今野。「できなきゃ地球が吹っ飛ぶんですよ」

テレパシーで語る北斗と南。<宇宙人の破壊に乗じて、ヤプールが超獣を放ってきたらどうする?宇宙人と超獣を相手に戦えると思うか><どちらかを消さなければ勝つ見込みはないわ><超獣を消す方法はある。エースバリアを使うんだ。しかしエースバリアはエースのエネルギーを半分も消耗させる命がけの技だ。もしそのためにどちらかが倒れたら><私のことなら心配しなくていいのよ。たとえ死んでも地球のためなら思い残すことはないわ>

兵器開発部の金庫を爆破して逃走するメトロン星人を狙撃して後を追い、マヤの病室に入る北斗。「マヤさん、今ここにメトロン星人が忍び込んできませんでしたか」「いいえ」「マヤさん、その腕の傷はどうしたんです」「え」「君はマヤさんじゃないな」「……」「貴様、メトロン星人」

銃を構える北斗。その銃を撃つ山中。「山中隊員」「北斗、貴様、どういうつもりだ」「山中隊員、こいつはマヤさんじゃない。メトロン星人の化身なんだ」「マヤがメトロン星人?貴様、気でも狂ったか」「嘘じゃない。メトロン星人を撃った傷と同じ傷が彼女にあるんです」「北斗。なぜマヤを撃った」「山中隊員。マヤさんはメトロン星人に殴り殺されたんだ」「うるさい」北斗を殴る山中。TAC隊員は全員集合せよと連絡する美川。「基地前方に超獣襲来」

大暴れするドラゴリー。応戦するTAC隊員。「夕子、エースバリアを使うんだ」「宇宙人もいないのに」「宇宙人はすでにいるんだ。基地の中に」「基地の中?」「エースバリアを使って倒れるのは俺か君だ。それでもやるか」「覚悟は出来てるわ」ウルトラマンAに変身する北斗と南。エースバリアでドラゴリーを別空間に送るウルトラマンA。その間にTAC基地を襲うメトロン星人。「夕子、しっかりするんだ」「大丈夫よ、ただ、ちょっと心臓が」「畜生。エースバリアは君のエネルギーだったんだ」

誰が基地を攻撃したんだと言う今野に犯人はわかってますと言う北斗。「北斗の言うことはわかってる。マヤがメトロン星だと思ってるんだろう」「本気じゃないだろう、北斗」「いいえ、本気です」「マヤさんが?だって山中隊員の婚約者なのよ」「……」「悪い冗談はやめろ。お前、山中隊員がどんな思いで彼女を救い出したかわかってるのか」「……」「北斗、山中隊員に謝った方がいいな」

申し訳ありませんと山中に謝る北斗。「いや、わかってくれりゃいいんだ」そこに現れ、ここもやられましたねと言う梶。「マリヤの設計図はどうなりました」「焼けました。でももう一枚は無事ですよ」「もう一枚あったんですか」「ええ、私の頭の中に」

マリヤ2号を見たいというマヤにそれは駄目だという山中。「工場への出入りはTAC隊員と開発部の技師以外は固く禁じられているんだ」「わかったわ。あなたも私を疑ってるのね、私を宇宙人だと」「何を言うんだ。北斗も悪かったと謝ってたよ」「私、あの人が怖い。今度、あの人が私を宇宙人だと言ったら、あなた、あの人を撃ってくれるわね」「マヤ」

おかしいと呟く山中。(マヤがこんなことを言うなんて、とても信じられん。俺が蟻一匹殺しても可哀そうと言う彼女が、俺に北斗を殺せだと?)「あなたが私を信じてくれるなら、マリヤ2号を見せてくれてもいいはずよ」(この口の利き方。まるでマヤとは違う。北斗が言ったことはもしや。いや、そんなバカな。ここにいるのは確かにマヤだ。よし、賭けてみよう)

北斗にマヤにマリヤ2号を見せてほしいと言う山中。「ダメです」「わかってくれ、北斗」「山中隊員、どうしても行くなら、俺を撃ってからにしてください。でも、俺だっておとなしく撃たれちゃいない。この扉の向こうには地球の運命がかかっているんだ」「早撃ちなら俺には勝てん」「抜きなさい。俺が撃つのは彼女だ」

二人ともやめてと言う南。「北斗隊員。二人を通しましょう」「君までなんてことを言うんだ」「マヤさん、通してあげる代わりに条件があるわ。その指輪をちょうだい」「いいわ。あげるわ」指輪を南に渡すマヤ。「マヤ。君は俺達の婚約指輪を」「え」「メトロン星にはそんな習慣はないらしいな」「……」「マヤ、君はマヤじゃないのか」北斗の銃を奪って撃とうとするマヤを撃つ山中。メトロン星人になって逃走するマヤ。畜生と悔しがる山中に指輪を渡す南。「南隊員」「山中隊員、マヤさんの仇を取りましょう」「メトロン星人め。俺は許さん」

巨大化するメトロン星人。絶対に工場は死守するんだと命令する竜。TACを滅ぼすのは今だと叫ぶヤプール。「さあ、行け。超獣ドラゴリーよ」再び現れるドラゴリー。「北斗退院」「エースバリアは使えない。夕子、超獣と宇宙人相手に戦えるか」「やるしかないわ」ウルトラマンAに変身する北斗と南。そしてゴラン接近の影響で、地中からムルチが現れるのであった。