未来少年コナン 第13話 | ロロモ文庫

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ハイハーバー

バラクーダ号の上に降りるフライングマシン。「これはようこそ、バラクーダ号へ。さすがラオ博士。やりましたな」「君もな」「おお、コナン。無事で何より。ああ、ラナちゃん。おお、ジムシー」「ちぇ。調子いいな」「高名なるラオ博士とハイハーバーに行けるとは無上の光栄です」

ダイスに頼みたいことがあると言うラオ。「この子たちをハイハーバーへ送り届けてもらいたいのだ」「それはもちろん。でも博士は?」「私はこれからインダストリアに戻ろうと思うのだ」「え。なんでまたインダストリアに」「コアブロックへ下りてはっきりわかったのだが、インダストリアは明日にも海に沈むかもしれないのだ。あの砂漠全体の地殻がもうバラバラになっている。インダストリアの人々はまだそれに気づいていないが、ほっておけばみんな死んでしまうだろう。私はあそこの人々が海に沈む前に新しく出直すチャンスを作りたいんだ。できるだけ早く戻って住民や委員会とも話をしなければならない」「でもレプカが」「だが、あの男の野心を抑えない限り、インダストリアの再出発はありえない。私はそのためにも戦ってきた。今度はその最後のチャンスなんだ」

手伝えることがあればぼくも戻るとラオに言うコナン。おれも行ってもいいぜと言うジムシー。あたしも行くと言うラナ。はははと笑うラオ。「ありがとう。しかしこれは私の仕事だ。君たちにはまっすぐハイハーバーへ行ってもらいたい。あの島には君たちの学ぶことがたくさんあると思う」フライングマシンでインダストリアに戻るラオ。

バラクーダ号を見て、あれはラナをさらった船だと言う漁師のガル。「やつらめ。また何か企みに来たな、奴らを海の底に叩き込んでやる」バラクーダ号の周りを飛ぶテキィを見て喜ぶラナ。「テキィ、あたし帰ってきたの。帰れたの」「着いたのか、ハイハーバーへ」「そうとも、ここまで来ればハイハーバーに着いたも同じだ」ボートに乗ってバラクーダ号に爆弾を仕掛けるガル。船底に穴が開いてしまうバラクーダ号。「わははは。ざまあみろ」「ガルおじさん」「あ、ラナ」「あたし、帰ってきたの。ダイス船長はおじいさんに私たちを送るように頼まれたの」「なんじゃと。ラオ博士は生きておられたのか」「そうなの」航行不能になったバラクーダ号を見て、嘆き悲しむダイス。

ラナの育ての親であるラオの娘であるメイザルの住む村に行くコナンとラナとジムシー。美しい故郷は何も変わっていないと喜ぶラナ。そこに馬に乗って現れるオーロ。「ラナじゃないか。よく帰ってこれたな」「……」「こいつら何だい?」「あたしのお友達よ」「そうか。おい、お前たち、俺の仲間にしてやろうか」「なんだって」「ラナが教えなかったのか?おれの所にはお前たちみたいな奴がいっぱいいるんだぜ」「違うの。コナンとジムシーはあたしのお客なの」「へえ、そうか。まあ、仲良くやろうぜ、じゃあな」あいつはなんだいとラナに聞くコナン。「オーロと言って、山向こうに住んでいるの。あの人たち、勝ってなことばかりしてるの。さあ行きましょう」

ラナが戻ってきて喜ぶ村人たち。「ラナ」「メイザルおばさん」「帰ってきたのね」「そうよ、帰ってきたのよ。紹介するわ、コナンとジムシー。私を助けてくれたの」「まあ。ありがとう。あなた、ラナが帰ってきたわよ」診察中のシャンに飛びつくラナ。「シャンおじさん」「ラナ」村長のオイトンの主催で開かれるラナの歓迎会。呟くコナン。(オジイ。ハイハーバーは素敵なところだよ)ラナは星に向かって「おじいさん。早く帰ってきて」と願いを込めるのであった。