変身忍者嵐 第33話 | ロロモ文庫

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ヒマラヤの死神!!

呻く悪魔道人。「ヒマラヤ山中に住む死神妖怪ワーラスよ。お前は人間の魂を食い続け、2000年もの間を生き続けてきたのじゃ。その不死身の力を持って、わが敵変身忍者嵐を倒し、ヤツが持つ忍者大秘巻地の巻を奪い取るのじゃ」「お任せあれ、悪魔道人。この死神妖怪ワーラスが変身忍者嵐を殺し、忍者大秘巻地の巻を手に入れてごらんにいれましょうぞ」

自分を刺そうとするリタになぜ日本にやってきたと聞くワーラス。「そうか。お前はお前の家族が私に殺されたのを恨み、わしに復讐するために追ってきたのか」「そうよ」「わしをつけ狙うとは笑止。今、お前の魂を食ってやる」「やめて」「命が惜しいか。命が惜しければ、わしの言う通りに動くのじゃ。もし裏切れば即座に殺し、魂を奪うぞ」

旅籠の下働きに聞くハヤテ。「このあたりに妖怪が出て、大勢の旅人が殺されているそうだな」「やめてください。その話は」「なせだ」「妖怪の噂をすると、その人は必ず死ぬんです」ハヤテに聞くタツマキ。「その妖怪は悪魔道人の手のものでしょうか」「多分な」「すると大魔神像はこの近くにある」「そうだ。そしてやつらはこの忍者大秘巻地の巻を狙っているのだ。とにかく日の暮れないうちにここらあたりを当たってみよう」「はっ。ツムジ、お前はここで待ってろ」地の巻を奪おうとするリタを追いかけるが見失うハヤテとタツマキ。

旅籠の外で泣いているリタにどうしたと聞くツムジ。「腹が減ったのかい。腹が減って泣く大人がいるもんか」「……」「わかった。男に捨てられたんだね」「……」「じゃあ、一体どうしたんだい」「助けて」「もちろん助けてやるとも。だから訳を話してごらんよ」「ワーラス、ワーラス、ワーラス」「なんだって」「私、怖い」「よし。おいらにまかしとけ。そのワーラスをやっつけてやる。そいつはどこにいるんだ」「森の向こうよ」あっさりワーラスに捕まるツムジ。「助けてくれえ」

どうしたと聞くハヤテにツムジの声が聞こえたようなと答えるタツマキ。「空耳か」「そうじゃあるまい。おぬしとツムジは血がつながっている。その血が何か異変を感じたのだ。ツムジがここにいないとなると何か起こったに違いない」旅籠を出るハヤテとタツマキ。「む。あれは」「あの時の女」逃げるリタを追いかけるハヤテとタツマキ。「あれは」「南蛮寺」「入ってみよう」ツムジは死の国にいると告げて、姿を消すワーラス。

ツムジを探して霧深い野原に入るハヤテとタツマキに、とうとうわしの死の世界に入ってきたなと言うワーラス。「いいか。小僧を殺し、お前たちの目の前でヤツの魂を食ってやる。亡者よ、小僧の首を青龍刀ではねるのじゃ」「助けてくれ。うわあああ」コロコロ転がるツムジの首を見て、嘆き悲しむが、それが骸骨であることに気づくタツマキ。「ということは」ツムジを抱えて現れるハヤテ。「霧を利用してツムジと骸骨をすり替えたんだ」「親父」「ツムジ」「それにしても危ないところだったな、ツムジ」

リタを捕まえて殺そうとするタツマキに待てと言うハヤテ。「早まるな。見ろ。この女のどこにも妖気はない。彼女は多分死神妖怪ワーラスに利用されていたに違いない」そうなんですと言うリタ。「ワーラスはどこにいる」リタに骸骨を投げつけ、リタの魂を食べるワーラス。「その女は裏切った。わしを裏切るとこうなるのだ」ハヤテたちに骸骨を投げつけるワーラス。「ここは死の世界の墓場じゃ。亡者ども、三人の首をはねろ」そこに現れる月の輪。「ハヤテ。ここは私にまかせ、お前はワーラスと戦うのだ」変身忍者嵐に変身するハヤテ。口から緑色の火の玉を放って攻撃するワーラス。嵐は嵐岩石通しでワーラスを倒すのであった。