変身忍者嵐 第30話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

魔女ザルバー!恐怖第三の眼!!

伊賀忍者・黒丸の前に現れるザルバー。「私は火の国イタリアの魔女ザルバー。伊賀の百地仙人からハヤテに渡す手紙をおとなしく渡すがよい」「ふざけるな。俺の手で片付けてやる」あっさり黒丸を倒すザルバー。「伊賀者の腕も大したことはないねえ。この手紙は確かに百地よりハヤテに宛てたもの」ザルバーにハヤテの行方が分かったかと聞く悪魔道人。「はい。手紙によればハヤテとタツマキ親子は新宮宿の外れ、伊賀忍者どもの隠れ家、妙法寺に向かっているとか」「行け、ザルバーよ。ヤツの持つ忍者大秘巻地の巻を必ず奪い取るのだ」

妙法寺でハヤテたちを待ち受ける黒丸。「で、百地仙人から何を」「はっ。私も一緒に旅をして、西洋怪人と戦えと」「おぬしが力を貸してくれればありがたい」「ところで忍者大秘巻地の巻は無事ですかな」「安心してくれ。万一に備えて、ツムジの竹筒の中に入れてある」「左様か」ツムジに刀を突きつける黒丸。「ははは。忍者大秘巻地の巻、確かに俺がもらったぞ」「狂ったか、黒丸」「狂ってはおらん。拙者は黒丸であって黒丸ではない。俺の本当の顔はこれだ」

胸をさらけだし、そこにある巨大な眼を見せつける黒丸。「ははは」勝ち誇る黒丸に天井裏から吹き矢で攻撃する朧。うううと呻き斃れ、巨大な眼が離れた瞬間にどろどろに溶ける黒丸。天井裏から降りて来て挨拶する朧。「私が本当の伊賀からの使いです」「では伊賀のくノ一」「これが百地仙人から預かった手紙です」「忍者大秘巻天の巻、無事取り返し候。かくなる上は使いの朧に地の巻お渡ししてだきたく候」「いやあ、天の巻が戻った。これでひと安心ですなあ」地の巻を朧に渡すハヤテ。

妙法寺を出た朧の前に現れる黒丸。「ははは。俺を殺して操り、挙句の果てに二度まで殺した。悪魔道人の手先め」「ははは。私の正体に気づいていたのね。とすれば黒丸の幻の正体はハヤテ」「その通り」「正体を現したな、ハヤテ」ザルバーに変身する朧。変身忍者嵐に変身するハヤテ。「お前を生け捕りにして、悪魔道人をおびき出すのだ」あっさりザルバーを捕まえる嵐。「おのれ、嵐」「はるばる海を渡り、異国の地で死んではお前の魂も浮かばれないだろう」「……」「それより悪魔道人を隠し寺までおびき出さんか。そうすれば生まれ故郷に帰してやろう」「悪魔道人が滅びれば、私は自由になってイタリアに戻れる」忍者大秘巻地の巻を嵐に渡すザルバー。

妙法寺で呪文を唱えるザルバー。「道人様。ザルバーの祈りを受けたまえ」「ザルバーよ。聞こえるぞ。この道人に何を伝えたいのだ」「道人様。地の巻はハヤテから奪い返しましたが、悲しいことにザルバーは傷を受けました地の巻をお受け取りくださいませ。場所は妙法寺」「でかしたぞ、ザルバー。道人は行」精魂尽き果てて気を失うザルバー。私たちは悪魔道人を迎えるとツムジに言うハヤテ。「お前は見張りを頼む」「おいら一人かい」心配するなとツムジに言うタツマキ。「伊賀流縄しばりでこやつの手首を縛る。こうすれば絶対に取れんわい」

ツムジに私は悪いことはしていないと訴えるザルバー。「なんで縛ったの。この縄を解いておくれ」「ダメだ」「一つだけお願い。魔女でも女。せめて美しく死にたい。お願い。私の髪をといておくれ」「それくらいならいいでしょう」「後ろもお願い」「いいよ」ザルバーの後頭部から現れる巨大な眼。「わっ」気絶するツムジ。はははと笑うザルバー。「ザルバーは悪魔道人を裏切りはしない。この小僧に呪いの目を植え付けてやる」

そこに現れ、ツムジを救う月の輪。地の巻を持って逃げようとするザルバーと対峙する嵐。「ふふふ。嵐よ。私は不死身」叫ぶツムジ。「嵐さん。月の輪が言ってたよ。ザルバーの弱点は第三の眼」「そうか」第三の眼を刀で差し、ザルバーを斃す嵐。うめく悪魔道人。「安心して死ね、ザルバー。仲間はまだ沢山いるのだ」嵐は悪魔道人から天の巻は必ず取り戻すと誓うのであった。